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ウレタンフォームマットレス

1.材料

  • クッション材の種類名を「ウレタンフォーム」の用語を用いて表示する。

2.構造

  • クッション材の構造を示す用語を用いて適正に表示する。
  • その構造が次の表に掲げる構造の種類の場合は、それぞれ同表に掲げる構造の種類を示す用語を用いて表示する。
構造(種類・種類を示す用語(表示名)
構造の種類 構造の種類を示す用語(表示名)
1枚もので、いずれかの表面が波形のもの 1枚もの 波形
1枚もので、表面が波形でないもの 1枚もの 平形
表面が波形でないものを積層したもの 平形
いずれかの表面が波形のものと表面が波形でないものとを積層したもの 波形
不定形のものを使用したもの 不定形

3.寸法

  • クッション材の厚さ、幅及び長さいずれを指すかをわかりやすく示してミリメートル又はセンチメートル単位で表示することとし、センチメートル単位で表示する場合には、小数点第一位まで付記する。また、小数点第一位が0となるものについては、小数点第一位を省略することができる。(許容範囲は、JIS K6401(耐荷重用軟質ポリウレタンフォーム)の5.3「寸法の許容差」の表4「フォームの長さ及び幅の許容差」及び表5「製品の厚さの許容差」による)。
  • 三つ折り等クッション材が複数個で構成されているものの寸法の表示は、各々の小クッションの寸法の総和で示す。

4.硬さ

  • JIS K6400-2(軟質発泡材料―物理特性―第2部:硬さ及び圧縮応力―ひずみ特性の求め方)の6.4「A法(四十%定圧縮して三十秒後の力を求める方法)」に規定する硬さ試験の測定方法により得た数値をニュートン(重量キログラム)単位で表示したものの大きさに応じ、次の表の左欄に掲げる区分に従い同表の右欄に掲げる用語を表示し、数値を括弧書きで付記するものとする。
  • この場合における許容範囲は、その硬さを示す数値に200ニュートン(20重量キログラム)を加えたものの±10%以内とする。
硬さ(区分・用語)
区分 用語(表示名)
110ニュートン(11重量kg)以上 かため
75ニュートン(7.5重量kg)以上110ニュートン(11重量kg)未満 ふつう
75ニュートン(7.5重量kg)未満 やわらかめ

5.復元率

  • JIS K6400-4(軟質発泡材料-物理特性の求め方-第4部:圧縮残留ひずみ及び繰返し圧縮残留ひずみ)の6・2・4に規定する測定方法により得た数値を、100から差し引いた残りの数値以下の数値(%)で表示する。
  • 復元率の表示値は、製品のバラツキ及び測定誤差を見込んで控えめにした「それ以下の数値」を出すことになっている。「復元率96%」のように記載し、「復元率95%以上」のような表示は適切ではない。

6.外装生地の組成

7.使用上の注意

  • 「火又は温度の高いものに近づけない旨」を製品の品質に応じて適切に表示する。

8.表示者名等の付記

  • 表示した者の「氏名又は名称」及び「住所又は電話番号」を付記し、責任の所在を明確にする。

表示方法等

  • ウレタンフォームマットレスごとに消費者の見やすい箇所にわかりやすく記載する。
    • ただし、使用上の注意については、マットレス本体から容易に離れない方法(布の縫い付けもしくは貼り付け等)にて表示する。
  • 三つ折り状態で陳列されている状態でも、表示票が外から見える状態でなければならない。

表示例

参考

  • JIS K6400-2(軟質発泡材料─物理特性─第2部:硬さ及び圧縮応力─ひずみ特性の求め方)
  • JIS K6400-4(軟質発泡材料─物理特性の求め方─第4部:圧縮残留ひずみ及び繰返し圧縮残留ひずみ)
  • JIS K6401(耐荷重用軟質ポリウレタンフォーム-仕様)

雑貨工業品INDEX

担当:表示対策課