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第1部 第2章 第3節 (2)持続可能な社会の実現に向けた「若者」の先進的な取組

第1部 消費者問題の動向と消費者の意識・行動

第2章 【特集】変わる若者の消費と持続可能な社会に向けた取組~18歳から大人の新しい時代へ~

第3節 持続可能な社会の実現に向けた若者の取組

(2)持続可能な社会の実現に向けた「若者」の先進的な取組

 ここでは、社会課題の解決のために、既に取組を始めている若者の事例を紹介します。

学校教育や海外への留学経験が、社会課題の解決に興味を持つきっかけに

 事例で紹介する若者たちへの取材では、「学校教育」や、「海外留学」、「ボランティア活動」等の経験がきっかけとなり、社会課題の解決に興味を持つようになった、という話を聞くことができました。学校教育が有益だったという声のほか、海外留学した際に日本にはない社会課題の解決に向けた取組に触れることができた、ボランティア活動で現実の社会課題に接することできた、といった声がありました。

 一方、行動を起こした際に、「具体的なやり方が分からなかった」、「協力者が少なかった」、「資金が乏しかった」等の困難があったという話も聞くことができました。これらの困難を乗り越えるために、「学校や教員のサポート」、「企業や自治体との協働」、「留学支援」、「起業支援」、「同世代や起業家同士の情報共有やネットワーク」等が支援として有効であったとのことでした。

 さらに、取組が軌道に乗った後は、その取組が表彰されたりメディアで紹介されたりすることで、若者たちは自分たちの活動が認められたと感じ、社会貢献ができたという達成感を得ていました。そして、達成感を得られたことが、取組を積極化していきたいと考えるきっかけとなっていました。

事例
宮城県農業高等学校

事例
三田国際学園高等学校

事例
一般社団法人STUDY FOR TWO

事例
Youth Consortium Project(株式会社ネオ倶楽部)

事例
WOTA株式会社

事例
株式会社イトバナシ

担当:参事官(調査研究・国際担当)