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記者会見要旨
(2022年10月6日(木) 12:20~12:27 於:費者庁記者会見室)

発言要旨

(中川委員長)
第6期の消費者安全調査委員会の委員長を務めることになりました中川丈久です。よろしくお願いいたします。
これで3期連続して委員長を務めることになります。今まで2期、4年やりまして、その経験とか反省を踏まえましてより充実した運営、そして、効果的な対策の打ち出しに引き続き努めてまいりたいと思います。
現在、私たちの手元で調査しているものが4件ございまして、エステサロン等でのHIFUによる事故、木造立体迷路の床板の落下による事故、学校施設等によって発生した事故、そして、トランポリンパーク等での事故。これについてできるだけ早く報告書を決定したいと思っております。
いずれについても、今ある現状を、ルールを変えていかなければいけないような報告書になろうかと思っております。ちょうど昨日公表されましたけれども、10周年の報告書において述べたように、新たな領域に、新たな役割を私たちが担っている。新しい産業が生まれていくときに、消費者安全調査委員会と事業者がともに安全に向かっていくということですね。発信的な力を消費者に対して発信していくとか、あるいはルール形成であるとか、そういった新たな役割を積極的に担っていきたいと考えております。
と同時に、この委員会が設置された当初の心を忘れないこと。消費者事故には、消費者のミスとか、また、事業者のほうにもミスがあるわけで、そういったものを織り込んだ製品、あるいは役務なんかについてその提案をしていくと。このような最初の心、初心を忘れずに進めていきたいと考えております。
本日は、第1回目の委員会でございました。お手元の資料にある委員、新しいメンバーです。前回から半数近く改選になっております。
まず、今日の委員会では、最初に持丸委員を引き続き委員長代理として指名し、御了解いただいたところです。
それから、各委員から今までの経験であるとか、あるいはどのような抱負を持っておられるかということをお一人ずつお話しいただきました。
それから、これまでの審議状況について確認を行った後、新規事案の選定候補について議論を行いました。これはもっと早く済むかなと思ったのですけれども、議論が白熱いたしましてちょっと全部は議論できなかったというぐらいです。どういうものが新規の候補かというのは今、申し上げることはできませんが、委員からそれぞれ、ここはこういうふうなアプローチが、もうちょっと別のアプローチがあるとか、もっと広いアプローチがよいとか、あるいはすぐに対策を打てないけれども、いつかやらなければいけない大きな問題だとそのような指摘を受けたり、そういった形でそれぞれの委員からのアプローチ、深掘りをさせていただいて、それを基に事務局でさらに整理をし、どれをどの順番で取り上げていくかということについて検討するという審議を行いました。
本日の委員会は以上であります。
持丸さんも何かおっしゃいますか。

(持丸委員長代理)
いや、結構です。

(中川委員長)
では、私からは以上です。

質疑応答

朝日新聞のコイズミです。よろしくお願いします。
新規で挙がったものについては詳しくは述べられないということですけれども、大体どのぐらいの数のアイデアが挙がったのかということと、どういう順番で取り上げるかということですけれども、そこはもうある程度固まっているのか、それとも、これからなのかということを教えてください。

(中川委員長)
今日、検討対象として挙がったのは7個でしたね。様々な分野のものです。今日、これはもっと違う観点から見たほうがいいのではないかといういろいろな指摘を受けましたので、それを受けて事務局側でもう一度練り直しをすることになります。これはもうかなり難しい、大きな問題だけれども難しいのですぐにはかかれないかもしれないけれども、中期的課題みたいなものとしたのがありました。それ以外はすぐにといいますか、整理のし直しをすれば比較的早く入れるのではないかなというような印象でした。けれども、整理のし直しによってはもう少し時間がかかる、着手までの時間がかかるかもしれません。私たちは事前調査という言い方をしているのですけれども、取り上げるべきものかどうかについて、今、準備的な調査しているのですが、委員から意見を聞いて、さらに深掘りの調査をして、そして、調査案件としての決定に持っていく順番を委員の意見を聞きながら事務局で決めてもらうということですね。今言ったように1件は、すぐに調査開始することはないだろうとは思ったけれども、絶対にこれはいつかやらなければいけないというものでした。それ以外は比較的すぐいけるのではないかなという感じでしたね。それぐらいの状況です。

NHKのシマダです。
委員長が最初におっしゃっておりました、HIFUと木造床板と学校の事故とトランポリン事故、委員会の抱えていらっしゃるもので早く報告書を決定したいということで、これまでもめどをちょっとおっしゃっていただいたのですけれども、改めてちょっとそれぞれの報告書提出のめどをお願いします。

(中川委員長)
エステサロン等でのHIFUの事故、木造立体迷路の事故が年度内です。そして、学校事故、トランポリンパークが年内を目途にしているということです。

分かりました。