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黄川田内閣府特命担当大臣記者会見要旨
(2026年7月14日(火) 9:33~9:41 於:中央合同庁舎8号館1階 S103記者会見室)

発言要旨

こども政策担当大臣として、「放課後児童クラブの実施状況」について御報告いたします。今般、令和8年度における「放課後児童クラブの実施状況」を調査し、速報値を取りまとめました。その結果、放課後児童クラブを利用している児童の数は、本年5月1日現在、昨年から約3万人増加して約160万人となり、過去最高値を更新しました。待機児童数は、昨年から1,617人減少し、1万4,713人となりました。
また、今回の調査から、やむを得ず待機となってしまった児童に向けて、居場所を提供する工夫を行っている自治体もあることを踏まえ、新たに、待機児童数から自治体が関与している「こどもの居場所」を利用している児童の数を差し引いた「居場所確保要支援児童数」を公表することといたしました。先ほど申し上げた待機児童数のうち、放課後児童クラブ以外の居場所が提供されていると確認できた児童の数は3,030人であったため、居場所確保要支援児童数は1万1,683人となります。
さらに今回からは、待機児童の解消に向けて、自治体における今後の対策の検討に資するよう、速報値の段階においても市町村別の情報を公表することとしました。詳細は公表資料を御覧ください。
その上で、こども家庭庁としては、今回の実施状況調査においても、依然として1.4万人強の待機児童が発生していることから、手を緩めることなく対策を講じていく必要があると考えています。引き続き、文部科学省とともに策定した「放課後児童対策パッケージ2026」に基づき、自治体とも連携しながら待機児童数の縮減など、こどもの置かれた状況に寄り添った放課後対策や居場所確保に全力で取り組んでまいります。
次に、沖縄および北方対策担当並びにアイヌ施策担当大臣としてお知らせいたします。内閣府の将来を担う職員の基礎的な素養として、沖縄振興、北方対策、アイヌ政策に対する知見をさらに高め、これらの課題に寄り添う気持ちを育んでいくことが大切であると考えております。このため、今年度から内閣府の幹部候補育成の一環として、沖縄や北海道へ実際に足を運び、関連施策の実施状況を聴取し、関係者との意見交換等を行うことなどを通じて沖縄振興・北方対策・アイヌ政策に対する知見をより深める研修を実施することといたしました。今年度は、夏から秋に北海道方面2回、冬に沖縄方面2回の計4回の研修を予定しております。その第1回目を7月15日~16日の2日間、北方領土隣接地域とウポポイを対象に実施する予定です。
この第1回目の北海道研修では、内閣府の将来を担う職員の皆さんに、北方領土との距離感を実際に体感するとともに、元島民の方のお話を直接お伺いし、これを御自身の経験として吸収していただきたいと考えています。また、ウポポイに足を運び、慰霊施設で哀悼の誠を捧げ、直にアイヌ文化に触れていただき、その文化と歴史に思いを馳せていただきたいと思います。詳細は大臣官房人事課にお問い合わせください。以上でございます。

質疑応答

こどもの熱中症対策について伺います。西日本では梅雨が明け、関東でも30度を超える日が多くなってきましたが、3年前の7月には、山形県米沢市で当時13歳の女子生徒が部活からの帰宅中、熱中症の疑いで搬送され、その後死亡しました。地方では通学時間が長く、具合が悪くなってもクーリングシェルターなどに逃げ込む場所が少なかったり、熱中症という特性上、こどもが体調が悪いと感じたときには重症化している事例も多くあります。超党派の議連からもクーリングシェルターについての要望などがあったと承知していますが、こども家庭庁としての対策と担当大臣としての呼びかけを伺います。

熱中症により、こどもの尊い命が失われることは大変痛ましいことであると考えています。こどもは、体温調節機能が未熟な上、身体が小さい分、大人よりも環境の影響を受けやすく、同じ暑さの下ではこどもの方が熱中症のリスクがより高いとされています。
こどもを熱中症から守るため、周囲の大人たちに特に気を付けてほしいポイントとしては、まず、暑さ指数などの熱中症予防のための情報を活用すること。次に、こどもにこまめに休息を取らせるほか、水分補給や通気性の良い服装、帽子を着用するのを進めること。また、汗のかき方、体温、顔色や泣き方などを気にかけることや、声をかけることなどによりこどもの状況を確かめることなどがございます。こども家庭庁としては、こうした点について、事故防止ハンドブックやホームページ、SNSを通じて情報発信し、注意喚起をしております。
また、御指摘の事例の通学対策ではありませんが、クーリングシェルターについて言えば、例えば夏期休暇期間中、児童館などを安全で涼しい場所として活用することを検討いただくよう、関係省庁と連携の上、自治体等に事務連絡を発出し、依頼をしているところでございます。
これから本格的な暑さが続く中、こどもの皆様には、涼しい服装や日よけ対策を心がけるとともに、こまめな水分補給を行っていただきたいと思います。また、周囲の大人の方々には、先ほど申し上げたポイントを意識しながら、こどもたちを注意深く見守っていただきたいと思います。
熱中症は、予防を知り、対策をとることによって症状の発症を抑えることや重症化を防ぐことができるとされております。こども家庭庁としても、引き続き、熱中症に関する広報啓発を強化しまして、こどもの熱中症の未然防止を図ってまいりたいと考えております。

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