黄川田内閣府特命担当大臣記者会見要旨
(2026年7月3日(金) 9:53~9:59 於:中央合同庁舎8号館1階 S103記者会見室)
発言要旨
北方対策担当大臣および地域未来戦略・地方創生担当大臣として報告します。明日7月4日(土)~5日(日)にかけて富山県を訪問いたします。北方対策の関係では、私はかねてより、北方領土問題は北海道だけでなく、国全体の問題だとして、より多くの方々に意識していただくための取組が必要であると考えてきました。そこで明日4日、北方領土返還に関する新たな教育・啓発事業として企画した、「青少年「えとぴりか」宿泊研修」に参加いたします。船舶「えとぴりか」で富山湾内を周遊しながら、船上で納沙布岬から北方領土までの距離である3.7キロを体感するクルーズ体験や、元島民後継者の語り部による講話、参加青少年と私との車座対話などのプログラムを行います。中学生、高校生の皆様と一緒に船舶「えとぴりか」に泊まり、ビザなし交流で択捉島を訪れたときの私の体験などをお話しし、共に語らう予定であります。若い世代の方々に北方領土問題について自分事として考えていただくためには、北方領土との距離感を体感し、元島民の皆様のお話を直接聞いて自分自身の経験とすることが大切であると考えています。参加する青少年の記憶に残る研修となるよう、精一杯後押しをしてまいります。
地域未来戦略・地方創生の関係では、5日に富士フイルム富山化学の新工場を訪問いたします。富山県が現在検討中の地域産業成長プラン案に位置づけられる予定のバイオ・医薬品分野の中核となる拠点を視察し、計画策定に向けた意見交換を行う予定です。また、人口減少や高齢化が進む地域の課題に積極的に取り組む朝日町を訪問します。朝日町では、地域ならではの方法で運営する移動サービスの「ノッカルあさひまち」や、マイナンバーカードを活用して子育て、買い物など生活の様々な場面で公共サービスを提供する「LoCoPi(ロコピ)あさひまち」など、横断的な取組を視察し、住民や関係者の皆様と意見交換を行う予定です。現場の視察を通じて地域の方々の声をよく伺い、地域未来戦略、地方創生を推進してまいりたいと考えております。詳細は事務方までお尋ねください。以上でございます。
質疑応答
- 問 おはようございます。昨日の、こどもの入院の付き添い環境についての要請について伺います。要請を行ったNPOの調査では、付き添い家族の入浴環境や睡眠環境などに一部で改善の兆しが見られる一方、多くの家族が依然として十分な食事・睡眠・休息を確保できない状況に置かれているということが明らかになりました。こども家庭庁所管の大臣として、今回の要請や調査結果についての受け止めと、今後の政府の対応についてお伺いします。
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答
こどもの心身の健やかな成育の確保や、家族の身体的・精神的負担の軽減の観点から、病気のこどもやそごの家族が安心して入院生活を送ることができる環境を整備することは、大変重要であると考えております。
入院中のこどもの家族の付添いについては、令和5年度に、こども家庭庁において、医療機関における付添い者の睡眠や食事の環境改善の取組に関する事例集を作成し、周知を図るとともに、令和6年度には、「入院中のこどもの家族の付添い等に関する環境改善事業」を創設し、こどもの付添いをする家族が休息できるスペースを設置するなど、医療機関における環境改善のための修繕費や物品等の購入に対する支援を行ってきました。
昨日公表されましたNPO法人「キープ・スマイリング」の調査では、入院中のこどもに付添う家族に十分な休息、食事が確保されていないなどの実態が改めて示されたものと受け止めております。一方、令和4年に実施された前回調査と比べると、付添い入院を要請された割合や病院から付添者に食事が提供された割合などで改善が見られたと認識しております。
こども家庭庁としては、今後とも、より多くの自治体で「入院中のこどもの家族の付添い等に関する環境改善事業」を実施していただけるよう、積極的な働きかけを行うことなどを通じまして、病気のこどもや家族が安心して入院生活を送ることができる環境整備に取り組んでまいりたいと考えております。