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伊東内閣府特命担当大臣記者会見要旨
(2025年10月14日(火) 11:00~11:09 於:中央合同庁舎8号館1階 S101記者会見室)

発言要旨

国際博覧会担当大臣として、御報告いたします。
昨日、大阪・関西万博の閉会式がとりおこなわれました。184日間に渡る会期が終了したところでありまして、2,800万人を超える多くの方々に御来場いただき、半年間、来場者の皆さんから高い評価をいただいてきたところであります。
「もう一度来たかった」、「会期を延長してくれないか」などという声もたくさんいただいたところでありまして、関係者の皆さんに本当に感謝を申し上げる次第であります。
大阪・関西万博は、コロナ禍を克服し、世界中から多くの人々や文化が一つの場所に集うリアルなイベントとして、多くの人々を魅了し、熱狂を生み出しました。
様々な関係者が、「いのち輝く未来社会のデザイン」という難しいテーマでありますけれども、この一つのテーマに向かって、活発に行動し、対話し、協力しながら、未来社会について考える姿を見せたことによりまして、「多様でありながら、ひとつ」というメッセージを世界に向けて力強く発信するとともに、分断を乗り越えていく希望を世界に示すことができたと確信をいたしております。
こうした万博の成果を、今後の万博にしっかりとレガシーとして継承していき、世界の人々が未来社会を考える上でのきっかけやあるいは示唆となることを期待しているところであります。

質疑応答

今、冒頭でお話しいただいたのにちょっとかぶってしまうかもしれないんですけれども、昨日閉幕しまして、伊東大臣は、これまで何度も万博には、ナショナルデーなど足を運ばれたと思うんですが、振り返ってみての御所感をお伺いしたいのと、あとまた、来場者数ですとか収支の内訳というのも、詳細について教えていただければと思います。

まず収支のほうは、まだまだ締めるのに、概算として230から280億円という話が出ておりますので、これは相当きちんとした年月と、精査しなければ出てこないものと思っております。今のところその概算であります。
私も回数にして30回、会期期間中にお邪魔をし、ナショナルデーで各国の首脳の皆さん方とお会いすることができました。ナショナルデーも23回出席をしたところでありまして、もちろん総理も、あるいは天皇陛下、秋篠宮皇嗣殿下も含めて外国の要人とお会いし、外交の観点かからも非常に有意義な今回は大会であったというふうに感じているところであります。
当初は、いろいろ危惧された点やら御心配いただくこと、あるいはまた、指摘を受けるようなこともたくさんあったんですけれども、協会のほうの改善に取り組む努力なども含めて対応をしっかりしてきた。そしてまた、同時に、来場いただいた皆さんから、「興味深い」、そしてまた「非常に楽しい」、「また来たい」、「また人に紹介したい」というような高評価に変わっていきまして、それが後半戦でまた大きく来場者が伸びた点ではなかったかなという、そんな思いをしているところであります。
パビリオンと展示施設、共同館もありますので、それでもパビリオンやあるいは催物、展示施設、恐らく110か120施設ぐらいになるかと思いますけれども、十分、私自身も堪能させていただいたし、そしてまた、皆さんにPRすることができたというふうに思っておりまして、今日からなくなってしまったかと思えば寂しいわけでありますけれども、しかしながら、関係者の皆さんに本当に心から感謝を申し上げたいと思う次第であります。ありがとうございました。

ちょっと話題が変わりまして、アイヌ施策推進法について伺いたいと思います。2019年の施行から6年経ちまして、関係者の方々からは、改正を望む声も上がっております。この改正をめぐる議論が参院選ですとか、あと、自民党の総裁選などの影響で進んでいないという指摘もございます。
本法律は、附則の中で、5年経過した時点で必要であれば見直すというふうに定めておりますけれども、例年7月とか6月に行われる推進会議も今年は実施されておらず、改正の必要性について議論も停滞されております。
ほかにも多くの政策課題がある状況ではございますけれども、このことに対する大臣のお考えと、会議開催に向けた具体的なスケジュール案があればお示しください。

まず、今お話がありましたように、今年、施行後6年経過したところでありまして、附則の中で、5年経過した時点で必要があれば見直すというお話、これは内々に決まっている話であります。
しかしながら、まだ6年目というところでありまして、これからこの見直しにつきまして、それぞれ有識者の方、関係者の皆さんの御意見をお伺いしながら、この取りまとめを進めていく時期でありまして、遅れているということではないかと思います。
ただ、ここ二、三年の会議開催実績が7月くらいということでありましたので、これは決まっているわけではないんですけれども、その年その年の状況によってでありますが、この見直しにつきましては、しっかりやっていく予定で内部では進めているところでありますので、見ているわけでも手をこまねいているわけでもなくて、その準備に向けては、これからのお話であります。

ありがとうございます。改正を想定した上で議論を進めていくというお考えでしょうか。

もちろん、ですから必要があればということでありますので、6年目でありますし、関係者の皆さんの御意見、お話をお伺いしながらこれを政府としては取りまとめしていきたいと考えております。

(話題変わり、)もう一点、すみません。今週の金曜日から靖国神社の秋の例大祭が始まるのですが、大臣として参拝の御予定ですとか、あるいは真榊の奉納ですとか、何か御予定があれば教えてください。

今のところまだそういった予定はありません。

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