伊東内閣府特命担当大臣記者会見要旨
(2025年8月5日(火) 9:16~9:21 於:中央合同庁舎8号館1階 S101記者会見室)
発言要旨
おはようございます。北方対策の担当大臣として報告をさせていただきます。
天候により変更の可能性もありますが、8月7日(木)に北方領土洋上慰霊に参列いたします。
本年の洋上慰霊は、北方墓参を始めとする北方四島交流等事業が実施できていない状況を踏まえて行われるものであります。
当日は、北方四島交流等事業使用船舶「えとぴりか」に乗船をいたしまして、標津沖(しべつおき)で行われる慰霊式に参列するとともに、元島民や後継者の方々との交流会等に参加する予定であります。
慰霊式では、北方四島の地に眠る皆様の御霊(みたま)の安らかならんことを祈念申し上げるとともに、今後も、北方領土問題の解決に強い決意を持って、粘り強く全力で取組を進めてまいることをお誓いしたいと思っております。
日程等の詳細につきましては、北方対策本部までお尋ねをいただきたいと思う次第であります。
質疑応答
- 問 昨日、全国知事会で地方創生を担当している中村愛媛県知事が大臣の元をお訪ねされたかと思います。その際、地方創生の推進に向けて、子育て支援の拡充ですとか偏在性の小さい地方税体系の構築など、大胆な制度改革が重要だというふうに指摘されているかと思います。面会で大臣がどのような返答をされたのか、また、今後の政策にどういうふうに生かしていくのか、お考えをお聞かせください。
-
答
今お話のありましたとおり、昨日(8月4日(月))でありますが、全国知事会の地方創生・日本創造本部長であります中村愛媛県知事から、「地方創生・日本創造への提言」をいただいたところであります。
前々から有識者会議等々も通じまして、知事のお考え、感想というのを聞いていたところもありまして、知事からいつもお話しいただくところでありますけれども、ナショナルスタンダードの観点を踏まえた子育て支援策、また新地方創生交付金の有効活用と好事例の普遍化など、基本構想に盛り込まれた内容の実現についてお話があったところであります。
私から、従来、私どもも中村知事とお話しする際に言っていたことでありますけれども、子育て支援策については、ナショナルスタンダードの観点も踏まえて検討する必要があること、また、交付金の有効活用と好事例の普遍化については、一律の金太郎飴ではなく、それぞれの地域の特性に応じた事業の展開が重要であることを申し上げたところでもあります。また、今後、基本構想の中身をしっかりしたものにしていくことが大切だということも申し上げました。
これまでも、先ほどから申し上げますとおり、知事の御意見・御指摘等につきましては、有識者会議の場で御発言いただいているところもあるわけでありますが、今回いただいた提言も踏まえながら、本年内に策定することとしている新たな総合戦略の検討を進めてまいりたいと考えているところであります。