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井上内閣府特命担当大臣記者会見要旨
(2020年11月6日(金) 8:36~8:41 於:衆議院本会議場中庭側廊下)

発言要旨

まず、私から、科学技術政策担当の大臣として報告をいたします。
日本学術会議のあり方の検討に関し、週明け9日、総合科学技術・イノベーション会議の産業界出身の有識者議員である梶原議員、小林議員、篠原議員にお越しいただいて意見交換を行います。
日本学術会議が本来の機能を十分に果たせているかという観点から、学術会議のさまざまな提言について、その受け手となる方々の意見を聴取する方針です。まずは政府の科学技術政策の司令塔であるCSTIの有識者議員として、さらに産業界の立場から、学術会議について現在どのように考えているか、また、期待することは何かなどについて率直な意見交換を行いたいと考えております。
以上です。

質疑応答

大臣が今発表なさった事項についてお尋ねなんですが、お越しいただくというのは、大臣室のほうにお越しいただいて議論されると。

そうです。

産業界の方も次は来られるということなんですが、大臣として具体的にどのような意見が出されて、どういう議論になることを期待されるか、教えてください。

そうですね。まさに今、日本学術会議のあり方が問われているので、そのことについて、CSTIの産業界の選出の中心の議員の方々は、産業界とアカデミアと両方のことをよく御理解されておられるので、そういった観点から御意見をいただきたいと思っています。
あと、CSTIは、やはり日本学術会議が提言などさまざまな発信をして、それをいわば受ける立場にもありますから、そういう受ける立場としてどういうことを期待するかとか。あと、これは菅総理もおっしゃっておりますけれども、この学術会議の会員や、あるいは連携会員の中に産業界の所属の会員が非常に少ない、3%程度しかいないといったような問題意識がやはりありますから、そういった点についても御意見をいただきたいと思っています。

梶田会長と再び会ったりだとか、そういった御予定はありますでしょうか。また、何か報告だとかが上がってきはじめているとか、そういったことはあるんでしょうか。

梶田会長と具体的にお会いする予定はまだありませんけれども、今、学術会議で、まずはいろんな検討をしていただいているわけですから、それがある程度進んだ段階で、また意見交換をして、私の考えも述べたいと思っております。

何か順次報告が上がってきているとか、そういった状況ではないということですか。一定のまとまった段階で報告が来るという。

そうですね。そう思っています。

第6期の(科学技術・イノベーション)基本計画の進捗を、大臣のほうに報告が上がっているものでいいですけれども、どういうふうな感触を持たれているかと、御所感をいただければというふうに思います。

これは従来からいろんな検討をしておりますけれども、まだ検討中の段階であります。いろいろ、まずは来年度予算にも関わる話ですので、そういった議論も踏まえて計画もしっかりつくっていきたいと思います。

従来よりコロナで遅れている感じはあるんですけれども、そのスケジュール感としてはあまり心配はしていないという理解でよろしいでしょうか。

そうですね。特段遅れているといった認識はありません。ただ、もちろんしっかりスケジュールどおりに策定できるように、これから取り組んでいきます。