食品中の放射性物質の調査結果(令和7年2~3月調査分)
2025年12月17日
令和7年2~3月調査分の食品に含まれる放射性物質の摂取量調査結果を公表いたします。
詳細
~放射線量は基準値の設定根拠である年間線量1ミリシーベルトの0.1%程度~
食品衛生基準審査課は、国立医薬品食品衛生研究所に委託して、令和7年2月から3月に、全国15地域で、実際に流通する食品を購入し、混合して測定し、食品中の放射性セシウムから受ける年間放射線量を推定しました。
調査の結果、食品中の放射性セシウムから、人が1年間に受ける放射線量は、0.0005~0.0016ミリシーベルト/年と推定され、これは現行基準値の設定根拠である年間上限線量1ミリシーベルトの0.1%程度であり、極めて小さいことが確かめられました。
なお、測定時に放射性セシウム(Cs-134とCs-137の合計)濃度が0.5Bq/kg以上となった試料については、放射性ストロンチウム(Sr-90)及びプルトニウム(Pu-238、Pu-239+240)の濃度を測定しました。一部の試料から、Sr-90が検出されましたが、いずれも事故以前の範囲内でした。プルトニウムは検出されませんでした。なお、この結果は、過去の調査結果と同様でした。
食品衛生基準審査課では、今後も継続的に同様の調査を行い、食品の安全性の検証に努めていきます。
参考:東京電力福島第一原発の事故に由来して、食品中の放射性物質から長期的に受ける線量の大半は、放射性セシウムによるものとされています。
公表資料
- (別添1)食品中の放射性セシウムから受ける放射線量の調査結果(令和7年2~3月調査分)[PDF:355.8 KB] https://www.caa.go.jp/notice/assets/standards_cms105_251217_01.pdf
- (別添2)食品中の放射性物質の調査結果 ~令和7年2~3月に採取した試料の放射性ストロンチウム及びプルトニウム濃度~[PDF:421.7 KB] https://www.caa.go.jp/notice/assets/standards_cms105_251217_02.pdf
- 問合せ先
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食品衛生基準審査課
青木、後藤、西
電話番号 03-3507-9351