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新洗濯表示に関する認知度等の調査の結果を公表しました

2021年03月22日

平成28年12月に衣料品の取扱い表示(洗濯表示)が国際規格と同じ記号に変更され、消費者庁では、公表資料の作成・配布や講師派遣等を通じて普及啓発に取り組んできました。
新しい洗濯表示が徐々に浸透しつつあると思われるものの、消費者がどの程度正しく表示を理解し活用しているのかを明らかにするため、新未来創造戦略本部では、徳島県をフィールドとして新洗濯表示に関する認知度等の調査を行いました。その結果、新洗濯表示が十分に知れ渡っていないことや、啓発資料の配布を通じた興味関心度の高さが認められました。

詳細

<調査結果>

(1)家庭における洗濯の状況

  • 男性は、若い世代ほど自身で洗濯する人が多い傾向にあり、年代が上がるほど全く洗濯をしない人の割合が高くなっている。
  • 直近1か月で洗濯時に洗濯表示を確認した人は32.4%で、性別では男性よりも女性、年代別では若い世代の方が洗濯時に洗濯表示を確認する人が多い。
  • 洗濯表示を確認しない理由としては、中高年層では「見なくても洗濯方法がわかるから」が最も多く、若年層では「確認するのに手間がかかるから」がい傾向が見られる。

(2)新洗濯表示の認知度

  • 洗濯表示が新しくなったことを知っている割合は、男性(20.4%)より女性(44.0%)が高く、若い世代ほど高くなる傾向が見られる。
  • 洗濯表示が新しくなったことを知った経路として、20代は「学校の授業」(24.0%)が他の年代に比べ高く、50代以上では「テレビ・新聞・ラジオ」が 70%以上と高い。
  • 洗濯表示に関する理解度クイズを実施したところ、正解率は女性の方が高く、また、洗濯頻度が高い人ほど正解率が高い傾向が見られる。
  • 洗濯表示に関する啓発資料を送付した3週間後に、事前調査と同じ内容のクイズを実施したところ、正解率は37.3%から62.7%に上昇した。
  • 啓発資料として阿波弁やゆるキャラを使用した「徳島版洗濯表示早見表マグネット」を送付したグループでは、76.4%が「(今回の調査によって)洗濯表示への興味関心が高まった」と回答した。

調査結果の報告書は、下記消費者庁ウェブサイトに掲載。
https://www.caa.go.jp/policies/future/project/project_006/

公表資料

問合せ先

消費者庁新未来創造戦略本部

徳永、上原、塚越、原

電話番号 088-600-0000

FAX番号 088-622-6171