文字サイズ
標準
メニュー

若宮内閣府特命担当大臣記者会見要旨
(2022年7月22日(金) 9:46~9:55 於:中央合同庁舎第8号館1階S101会見室)

発言要旨

私の方から、本日1件お話をさせていただきたいと思います。
国際博覧会担当大臣としてご報告申し上げます。
本日、奈良県に出張いたします。奈良県コンベンションセンターで開催されます「京阪奈ドローンフォーラム」に出席をいたします。このフォーラムは、2025年に向けまして、大阪・関西万博の地元である大阪、京都、奈良及びその周辺地域におきまして、ドローンや空飛ぶ車の利活用を推進し、ドローンの利活用を前提とした社会の実現と、それからまた、私もこれは重ねて担当いたしておりますが、デジタル田園都市の実現を目指す「京阪奈ドローンプロジェクト」のキックオフとなるイベントになります。
フォーラムの模様は、オンラインで配信される予定になっておりますが、企業、自治体、そして研究機関など、会場にお集まりの意欲ある関係者の皆さま方とともに、ドローンや空飛ぶクルマの可能性、そして大阪・関西万博やその先に向けた取組など、積極的に発信することを通じまして、万博への期待感、そしてまた機運の醸成にも併せて繋げてまいりたいと、このように考えているところでございます。
なお、感染対策には十分に留意をしながら、必要な用務を果たしてまいりたいと、このように思っております。

質疑応答

奈良に出張されるということで、大阪だけではなくて、周辺の京都だったり、奈良だったり、その辺りを巻き込んでいくということの重要性というのは、大臣はどのように考えていらっしゃいますか。

今もご指摘のように、非常に私は重要だと思っております。実際の会場の夢洲自体は大阪市ということになってまいりますけれども、やはりこの近県であります奈良県ですとか、和歌山県ですとか、あるいは京都府ですとか、お隣の兵庫県ですとか、あるいは鳥取県、それからまた少し海を挟みますけれども、徳島県とか、こういった近県の関西広域連合の皆さま方のまずはご協力というのは非常に重要だと思っておりますので、そういった意味では、このエリアの企業も、それから自治体も、それから様々なそこにお住まいの方々も含めて、その機運の醸成には大きな関係があると思っておりますので、是非この奈良のイベントも大いに盛り上がっていければなというふうに思っております。
ひいてはこの近畿圏のみならず、やはり日本全国に、実は1000日前のイベントで私も少し触れさせてもいただいたのですが、これは大阪と東京で同時にやらせていただきましたけれども、やはり日本全国でこの機運が広がることによって盛り上がり、また更に新たな提案や新たな技術や知見が深まってくることもありますので、そういった可能性はどんどん拡大していき、それがまた日本国内のみならず、世界的にもそれが広がっていくことを、今考えているところでございます。

もう一点。おとといケルケンツェス事務局長と会談されたと思いますが、その場では、どういったやりとりがあったのか教えてください。

ケルケンツェス事務局長は、非常にこの国際博覧会に関しましては、もう本当にご見識の深い方でいらっしゃいまして、私自身もドバイの万博でもお会いをさせていただきましたし、それからパリの本部の方でも、かなりの長い時間の懇談をさせていただきました。また今回訪日をされて、具体的にいよいよこの大阪・関西万博まで3年を切ったところ、そしてまた1000日を切ったところで、ご自身の目でもしっかり現在の進捗状況等を、把握をされたいということと、また更に今の状況から、長年のご経験豊富なところで、いろいろアドバイスをさせていただきたいということで訪日されたと思っております。
私自身との会談の中では、私の方から、まずは現状の参加国の表明の状況ですとか、あるいはまたミラノの万博のお話もさせていただき、この跡地の利用の開発の問題ですけれども、こういったことにも触れさせていただきました。それから近年のこの万博の国際社会の中での戦略的な意議ですとか価値とか、こういったものについても意見を共有させていただき、実際のこの2025年の大阪・関西万博、これは非常に充実させていきたいなと、こういった方向性での具体的な内容についての今アクションプランを含めた形の取組についてご説明を申し上げさせていただきました。
特に、もちろん各国のテーマのパビリオンもそうなのですけれども、テーマウィークのプロジェクト、こういったものに対しては、やはり各国から非常に強いご関心がございます。
また、このケルケンツェス事務局長からも、企業や学術関係者、あるいは様々な関係の方々が複層的に来場する可能性があるということで、非常に高く、非常に良いアイディアだなということで、評価をいただいたところでもございます。
実際の進捗状況については、なかなかどうしても国によっては足並み揃わず、少し遅れてしまうようなところもあろうかと思うので、そういったところのフォローアップもきちんと目配りをしっかりしていただければというアドバイスもいただいたような、そんなやりとりをさせていただきました。

回転ずし大手のスシローの件について伺います。生ビール半額キャンペーン期間中に、一部店舗で開始直後から品切れ状態だったことが分かりました。また、キャンペーンの開始の前にポスターを掲示されていたり、品切れにもかかわらず店内ではキャンペーンについての放送があったというSNS上での報告も確認されています。
スシローについては、先月もおとり広告による再発防止措置命令が消費者庁の方から出された中での今回の騒動について、消費者大臣としての受け止めがございましたらお聞かせ願います。

今ご指摘の件につきましては、報道されていることは、これは私もよく承知をいたしているところでもございます。ただ、私どもの立場といたしましては、個別具体の企業の案件については、この場でのお答えは差し控えさせていただければなというふうに思っております。

国葬についての質問です。賛否が分かれる国葬の開催に関しまして、大臣ご自身のご意見と、今日の閣議決定を受けて、その受け止めをお聞かせください。

この国葬は、確かにおっしゃるように、今いろいろなご意見があるということは、私も報道等を通じまして承知いたしております。ただ、これは実際、岸田総理もお話をされてございますが、やはり憲政史上最長となる8年8カ月にわたる内閣総理大臣という、この本当に日本のかじ取りする重責を担われました。また、海外を含めまして、様々な分野での非常に大きな実績、功績があったことも、これは国内外を含めて多くの方から、それが声として上がっているのも事実だと思っております。
私自身は、外務副大臣とか防衛副大臣を安倍内閣でさせていただいておりましたので、特に外国の方とお目にかかったときのその国際的な評価の高さ、これはもう肌身で私自身が感じておりました。日本には素晴らしいリーダーがいるなと、その当時ですけれども、この会話で安倍晋三という総理大臣は、物すごく素晴らしいリーダーだなということは、もうほとんど海外のどの国の方からも、その賛辞の言葉をいただいたのも現実でございます。
そうしたことも含めまして、やはりこの閣議決定をさせていただいた9月27日の国葬というのは、やはり厳粛にしっかりと執り行うことというのは、私自身は、あってしかるべきではないかなというふうに思っているところです。