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若宮内閣府特命担当大臣記者会見要旨
(2021年12月7日(火) 10:54~11:01 於:中央合同庁舎第4号館2階220会議室)

発言要旨

今日は特に私の方からはございませんので、質問をお受けしたいと思います。

質疑応答

2点ありまして、先ほど閣議後に岸田総理大臣と面会し、原材料費・エネルギー価格・労務費の価格転嫁対策に対する施策パッケージの策定について、12月中旬までに取りまとめをとの指示があったとのことなんですが、大臣の所管する内容ですとか、どのような施策パッケージを目指すものなのか、現時点での方針等を教えていただければと思います。

まず、この原材料費・エネルギー価格・労務費の価格転嫁対策、これは非常に重要なことだと思っておりまして、私の担当業務といたしましては、まず適正な価格表示がなされること、これが一般の消費者の皆さま方に向けて非常に重要だと思っております。これは自主的かつ合理的な選択を行う上で、なくてはならないものだと思っています。
この価格表示について、実際のものよりも著しく有利であると一般消費者に誤認をされるような表示につきましては、有利誤認表示として景品表示法上の問題となり得るというふうに考えております。
消費者庁といたしましては、こういった問題が生じる場合には、景品表示法の規定に基づいて、厳正に対処してまいりたいと、こういった観点から私の方は対応させていただきたいと、このように考えているところでございます。

もう一点、デジタル田園都市国家構想に関する内容なんですけれども、昨日総理が所信表明演説の中で、日本を周回する海底ケーブルを、今後3年程度で実現するという構想が打ち出されました。地方活性化のために期待される効果や、現時点で決まっている方針や施策の詳細などについて教えてください。

デジタル田園都市国家構想の実現に向けて、地方を支えるデジタル基盤の整備、これは非常に重要な課題でございます。今ご指摘になりました日本中、津々浦々どこにいても高速大容量のデジタルサービスを使えるようにすること、これを目的に海底ケーブルで日本を周回する「デジタル田園都市スーパーハイウェイ」の構築、これは議論があったところでございますので進めていくと、こういった形でございます。
これは、総理がお示しになられました方針に則りまして、具体的に引き続き関係省庁とも連携しながら進めてまいりたいと、このように思っています。
今、ご存じのとおり太平洋側の方を中心として拠点としてはありますけれども、これを、日本全体を周回する形にすることによって、もし仮にどこかで不具合が出たとしても、バックアップ機能も強化されることになりますし、日本全体がどこでもそういった新たなデジタルのいろいろな恩恵を受けることができるようにということの観点から力を入れてまいりたいと、こういった内容でございます。

ドバイ万博についてお伺いいたします。
ご出張を取りやめられるとの報道を伺っております。しかし、政府はオミクロン株への水際対策を行っております。万が一日本では感染が広がらないという可能性もあるかもしれません。その場合、再度ご出張をご検討されますでしょうか。

ドバイ万博でのジャパンデー、これは12月11日に開催をされるということで、私も非常に行ければなと思って楽しみにいたしておりました。ただ、このオミクロン株の状況、世界各国の状況を見ますと、今まだ拡散して広がりつつある傾向にあります。こういった状況を考えますと、やはり国内外においての感染者の拡大を防ぐことというのが、非常に一番重要ではないかなというふうに考え、残念ですが断念をすることになっております。
しかしながら、やはり3月末までドバイ万博はございますので、これは何とかいろいろな状況が許せば、私自身が自らドバイの方にはお伺いしたいなと、このように強く思っております。

ご出張されない場合、現地で予定されておりますジャパンデーにどのような影響があるとお考えでしょうか。

このジャパンデーに関しましては、日本からの閣僚及び関係者の参加というのは見送ることとなってございます。ただ、当日の行事のうち、UAE側で主催をされます公式式典、これは私どもの現地の日本人の関係者が対応させていただくことになってございます。
また、日本側主催の行事につきましては、現地邦人が実施する一部を除きましては、開催を見合わせさせていただくと、こういった状況になってございます。

ドバイにはフランスの大統領をはじめ、多くの国家元首が訪問されるご予定です。しかしながら、日本はやはり欠席されるということでしょうか。

確かに世界各国からドバイの万博、非常に楽しみにして皆さま方がお伺いをしていらっしゃるというお話は伺っております。ただ、ドイツは11月29日のドイツのナショナルデーに予定されておられたようでございますけれども、お取りやめになったというふうに伺っております。ほかに、カザフスタンですとかフランス、あるいはロシア、タイの方々は、その担当大臣であったり、様々な立場の方でご出席されたというふうにも伺っておりますので、私自身も何とかこのオミクロン株、どういった形になるか、まだまだ予想はつきませんけれども、もちろん予断も許しませんけれども、何とか収まった状況の中で現地にはお伺いしたいなというふうに強く思っているところでもございます。