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井上内閣府特命担当大臣記者会見要旨
(2021年9月14日(火) 10:50~11:00 於:中央合同庁舎第4号館2階共用220会議室)

発言要旨

健康・医療戦略担当の大臣として報告します。
昨日、第2回グローバルヘルス戦略推進協議会を開催し、グローバルヘルス戦略の骨格について決定しました。骨格においては、我が国の国際保健外交の柱としてきたユニバーサル・ヘルス・カバレッジを中心に据えつつ、新型コロナウイルス感染拡大によって顕在化した課題への対応力を高めた、"新たな時代のより強靱なユニバーサル・ヘルス・カバレッジ"を国際的に打ち出していくことを基本的な考え方としています。
具体的には、(1)保健医療サービス及び医薬品等への公平なアクセス、(2)公衆衛生危機が格差を助長することなく社会的弱者を守ること、(3)公衆衛生危機時における基礎的保健サービスの継続提供、(4)ワクチン・医薬品等の研究開発・生産への投資、国際的な規制調和といったことが含まれます。
今後、昨日決定した骨格を踏まえつつ、これらをどのように実現していくかを含め、12月の中間取りまとめに向けて検討を進めていく予定です。
次に、国際博覧会担当の大臣として報告します。
16日に大阪に出張し、「大阪・関西万博 公式ライセンスグッズ発表会」に参加します。
2025年日本国際博覧会協会では、大阪・関西万博初となる公式ライセンスグッズの一般向け販売を同日から開始します。発表会では、大阪・関西万博のロゴマークを用いた様々なライセンスグッズをお披露目するほか、ロゴマークのデザイナーであるシマダタモツ氏や吉本のタレントの方々などに参加をいただき、一緒にライセンスグッズをPRいただきます。
オリンピック・パラリンピックに続く、国を挙げた国際イベントである大阪・関西万博まで、いよいよ3年7カ月となりました。ライセンスグッズを全国にPRし、より多くの皆様に購入いただき、大阪・関西万博の機運醸成を一層加速させていきたいと思います。プレスの皆様にも是非とも発表会に御参加をいただき、周知に御協力いただけると幸いです。
感染対策には十分に留意しつつ、必要な用務を実施してまいります。
以上です。

質疑応答

グローバルヘルス戦略についてお聞きしたいんですけれども、まず一つ、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジに向けた保健システムの強化に当たって、「財務・保健当局等に必要なアクションを助言するメカニズムを整備」というふうなことが書かれているんですけれども、この助言するメカニズムは、どういった組織のことを大臣、想定されているんでしょうか。

これから検討です。

あと、もう一つ。パートナー国がこれから決まるかと思うんですけれども、一応候補として3カ国が挙がっています。パートナー国の正式決定がいつごろになるのかというのと、この3カ国への支援はいつごろから始まるのか、そこら辺について教えてください。

決定はもうしました。

今回決定したんですか。

はい。

支援はいつごろから始める予定なんでしょうか。

(大臣)なるべく早くかな。
(事務方)健康・医療でございます。
今の御質問ですけれども、まずどういったことをやっていくか、検討をよくしてから、具体的にどういう戦略で相手国との連携をしていくかということですので、それぞれの国についてしっかり検討するというところから始めるということでございます。
(大臣)要は、今回はあくまで骨格を取りまとめただけなわけですよ。12月に中間取りまとめであり、また来年6月までのできるだけ早い時期に最終的な取りまとめをするわけですから、そういう意味では、その中身については、こちらを進めながらということになるので、現時点ではちょっと検討中とか準備中というお答えになるということです。

2点質問があるんですけれども、まず1点目、先にお答えいただければと思うんですが、先ほどと関連しましてグローバルヘルス戦略について伺います。
パートナーシップ国、3カ国選んだとのことですけれども、今後、こちらは増える予定はあるのでしょうか。また、具体的に、分からないことがまだあるかと思うんですが、想定されている支援の中身などがありましたら、お答えいただける範囲で教えてください。

これもさっき申し上げたように、まだ骨格の段階ですから、当面はこの3カ国を想定していますけれども、今後増やすかについても、今後進めながら、また必要があれば増やしていくということになりますし、具体的な支援の方法についても検討していくということになります。

もう一点、別の話題になりまして、万博について伺いたいんですけれども。アクションプランを年内に策定するという話が先日ありましたけれども、こちらの現在の進捗状況について教えてください。

これも年内ではあるんですけれども、いろいろ規制改革とか、そういったことについて関係省庁とよく協議をして決めていくということなので、まずは関係省庁の連絡会議をしっかり開催をして、そして意見交換をしながら進めていきたいと思っています。

万博関連でもう一問なんですけれども、公式ライセンスグッズの発表会に出張で行かれるということで、先ほど、記者などで、どんなライセンスグッズが作れるんだろうかという話をしていたんですが。例えば、ロゴマークがドーナツ型になっているので痔のクッションにいいなとか、腕輪を作れるなとか、いろいろ言っていたんですが、大臣だったら、どんなライセンスグッズをあのロゴマークで作りますか。

いろんなアイデアを出していただいて、いろんなグッズを作ると面白いとは思いますよね。確かに真ん中が開いているからというので、今ちょっと聞いてそう思いましたので、いろいろ考えたいなと思います。浮き輪なんていいのではないですか、真ん中が開いているからね。ちょっと考えます。

自民党総裁選についてお聞きします。河野大臣が立候補を表明されましたが、大臣としては、河野大臣を支持する方向性なんでしょうか。理由もあわせてお聞かせいただければと思います。

これは自民党の一国会議員という立場ですけれども、私は、自分のブログでも公表したとおり、河野太郎大臣を応援しております。やはり今、新型コロナなどでなかなか厳しい時代であるからこそ、やはり河野大臣の突破力とか行動力に大いに期待したいと思っています。

今の質問に関連して、河野大臣は、核燃料サイクルについては、巨額な費用がかかるのでやめるべきだと否定的な考えで、現行の国の方針とは異なる立場だと思います。
井上大臣、科技政策担当大臣の立場で核燃料サイクル協議会に参加をされていると思いますけれども、今回、河野大臣を応援されるに当たって、このあたり、どう整理されたのか。また、核燃料サイクルの必要性についてどうお考えか、お伺いできればと思います。

私も現職閣僚ですから、そういう意味では、自民党総裁選挙の中での各候補の政策については、コメントはちょっと差し控えざるを得ないと思っています。当然、閣僚としては、現在の政府の方針に基づいてしっかり取り組んでいくということになります。