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井上内閣府特命担当大臣記者会見要旨
(2021年4月13日(火) 8:38~8:44 於:衆議院分館4階第18委員室前)

発言要旨

国際博覧会担当の大臣として報告します。
本日で、2025年大阪・関西万博開催まであとちょうど4年となりました。
コロナ禍の厳しい状況ではありますが、参加招請活動の実施、会場及び周辺インフラの整備、万博開催に向けた全国的な機運の醸成、企業等の積極的な参画の推進など、万博開催に向けた準備を引き続き着実に進めてまいります。
4年後に、人類がコロナとの闘いに打ちかった証として大阪・関西万博を成功させ、「いのち輝く未来社会のデザイン」のテーマの下、ポストコロナの新たな社会像を世界と共に創り、示していけるよう、全力で取り組んでまいります。
もう一件あります。
4月9日に行われた日本・タイ首脳電話会談において、プラユット・ジャンオーチャー・タイ王国首相兼国防大臣から、2025年大阪・関西万博への参加表明があり、菅総理より、ASEANで最初となる参加表明であるとして、これを歓迎しました。万博担当大臣としても、今回のタイ王国の参加表明を心から歓迎します。これまでに19カ国、3つの国際機関が参加表明したこととなります。今後とも様々な機会を活用して、しっかりと招請活動を進めてまいります。
以上です。

質疑応答

自民党PTから、学術会議の素案についてかなり厳しい指摘が出ていると思います。その点について、大臣の受止めについて伺えればと思います。

そういった話があったということは報告を聞いております。自民党でも、是非積極的にしっかり検討して考えていただければと思っています。
ただ、私としては、まずは学術会議の皆さんに今検討してもらっているということですから、総会で正式に報告が決議をされるということで、その報告を待ちたいと思っております。

双方の主張がかなり違った場合に、学術会議側で決まった後に、この調整というのはどのようにされていくのでしょうか。

いずれにせよ、学術会議から総会が終わった後、梶田会長が私のところに報告に来たいとおっしゃっておりますので、それを伺って、それをもとに政府として方針を示していきたいと思っています。

万博に関して1点お伺いします。参加国が少しずつ増えてきているとはいえ、なかなか6月(までということ)を考えると厳しいというところもあると思うんですけれども、現在の状況について大臣はどのように考えていらっしゃるか、改めて教えてください。

そういう意味では、おかげさまで着々と参加国が増えつつありますけれども、まだまだ目標までは遠いということで、引き続きしっかりやっていかなければいけないと思っています。ただ、どうしてもこのコロナ禍の状況ということで、制限されるということは事実であります。
参加招請だけではなくて、ちょうど今日4年前ということで、実はいろいろ企画も考えていたんですけれども、全て延期することになりました。そういう意味では厳しい状況ですが、参加招請も含めてしっかり頑張っていきたいと思います。

企画というのは、どのようなものを考えられていたのですか。

4年後ということで、4年前イベントとか、それが機運醸成につながるようなことを少しやったらどうかと、いろいろ計画を考えていたんですが、それがこういう状況なので延期をしようということになりました。

中止ではなくて延期ということですか。

そうですね。コロナの状況を見ながら落ち着いたら、やはり重要なことだと思いますので、今回延期したことに限らず、機運醸成、どういう形を取るのがいいかということも、また考えて取り組みたいと思っています。

福島第一原発の汚染処理水の海洋放出について、市民団体とか漁業関係者の方から、やっとここまで、特に漁業関係者の方からは、試験操業ではなくて本格操業を目前にして、またちょっとこうした話題が出てしまうことで、それが正しく伝わらないことで、風評を招いてしまうのではないかというような心配の声も上がっているんですけれども、消費者庁は毎年消費者意識調査なんかをして、この風評対策というのに取り組んできたと思うんですけれども、実際に汚染処理水の海洋放出がされる場合に、どのような対策に取り組んでいこうというふうにお考えでしょうか。

この処理水に関しては、まさに今朝、政府として方針を決定したところでありますので、その基本方針に基づいて、我々消費者庁として取り組みたいと思っています。やはり風評被害の防止ということが非常に大きなポイントとなりますので、消費者の方々とのリスクコミュニケーション、これにさらに力を入れて取り組みたいと思っております。