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井上内閣府特命担当大臣記者会見要旨
(2020年12月1日(火) 11:31~11:39 於:中央合同庁舎第4号館2階共用220会議室)

発言要旨

国際博覧会担当の大臣として報告します。
本日12月1日に、BIE総会へ出席をします。総会は、日本時間の19時頃からオンラインでの開催が予定されており、私もオンラインで参加する予定です。総会では、大阪・関西万博の登録申請について承認される見込みであり、承認後のスピーチでは、各国に対して大阪・関西万博の成功に向けた決意を表明したいと思います。また、承認をいただいた後は、できるだけ速やかに参加招請活動を進めてまいります。
次に、科学技術政策担当の大臣として報告します。
お手元に資料をお配りしたとおり、12月10日にアジア原子力協力フォーラム(FNCA)第21回大臣級会合がオンラインで開催されます。諸般の事情が許せば私も出席します。FNCAは、日本主導による放射線利用や研究炉利用等の分野における情報交換を通じた、アジア12カ国間の協力の枠組みです。今回は、IAEAグロッシー事務局長が出席予定であり、事務局長が新たに推進する新型コロナウイルス感染症の検査能力向上の取組や、ZODIAC(ゾディアック)と呼ばれる動物由来の感染症対策能力の強化に向けた取組について講演をいただく予定です。これを契機にFNCAとIAEAの協力がさらに進展することを期待しております。
以上です。

質疑応答

先週27日の閣議後会見で、武田総務大臣が携帯電話の料金について、同じ社内での乗換えであっても、廉価版への乗換えに手数料と大変な膨大な手続が必要となっていると、この問題について消費者庁とも連携してしっかり取り組みたいという御発言がありました。消費者庁としては、この点どう連携していくのか、大臣のお考えや決まっている予定があれば教えてください。

携帯電話の取引に関しては、先日11月10日も、頭金の問題等に関して総務省と共同で注意喚起を行うということで、これまでも連携して取り組んでおります。
消費者庁として、例えば携帯大手各社に対して、ウェブサイト上の表示について、解約や番号を持ち運んでの他事業者への移行について説明するウェブページを見つけにくい構造になっていること、また格安スマホ事業者に乗り換えた際、LINEや緊急速報について特段の不都合なく、引き続き利用することが可能であることが多いにもかかわらず、利用できない機能や場合が相当程度生じると誤解しかねない表現となっていることなどについて、格安スマホ事業者への乗換えを阻害することのないよう、また、消費者に対して、より丁寧で分かりやすい情報提供をするよう、既に要請もしております。
携帯料金改革は、菅政権の最重要課題の一つと認識しています。消費者からの相談や苦情も様々な観点から非常に多く寄せられております。消費者庁として消費者のためにできることは全てやる決意で、今後とも関係省庁と連携して取り組んでまいります。

今日のBIEの総会に関連してなんですけれども、今日のスピーチで世界にメッセージを発信されると思うんですけれども、参加する側の国からしたら、通常よりも期間が1年半短いことになっています。さらに、コロナのダメージなどもある中で、参加を呼びかけるために、世界各国にどのような意義だとか、どのようなメッセージを発信されるのか教えてください。

これは、今日19時からですから、ぜひお聞きになっていただければと思っています。そういった厳しい状況もありますけれども、大阪・関西万博の成功に向けて、しっかり決意を伝えていきたいと思います。

今日のメッセージを聞かせていただこうとは思うんですけれども、参加することにどんな意義があるかとか、そういったことを発信されるということですか。是非参加してくださいということを発信されるということになるんですか。

少しまとまった時間をいただいて、大阪・関西万博のことをいろいろ説明したり、あるいは各国に対して招請をお願いするという形になると思います。

FNCAなんですけれども、共同コミュニケを採択されるかと思うんですけれども、大臣としては共同コミュニケの中でどんなことを盛り込みたいのか、教えていただけますか。

さっき申し上げたように、グロッシー事務局長に出席をしていただいて、そして新型コロナウイルス感染症の検査能力向上の取組とか、あるいはZODIACと呼ばれる動物由来の感染症対策能力の強化に向けた取組、こういったことの講演をしていただくわけでありますから、こういった感染症対策に関しての取りまとめをしていきたいと考えています。

先ほどのBIEの関連なんですけれども、今日は英語でスピーチをされる予定ということで、英語で直接各国に呼びかける非常に貴重な機会かなと思うんですけれども、大臣の意気込みとか、御所感があればお願いしたいですが。

あまり英語は得意ではないんですけれども、やっぱり直接思いが伝わるようにと思っておりまして、しっかり文面を練ってまいりましたので、是非、世界各国がこの大阪・関西万博を応援をしていただけるような、そんなメッセージを届けていきたいと思っています。