新井消費者庁長官記者会見要旨
(2024年12月5日(木) 14:00~14:04 於:中央合同庁舎第4号館6階消費者庁記者会見室/オンライン開催)
発言要旨
リチウムイオン電池使用製品の取扱いに関する注意喚起についてお知らせします。今年10月から来年1月まで、OECD(経済協力開発機構)の加盟国において、リチウムイオン電池の安全性に関する国際共同啓発キャンペーンを実施中であります。本キャンペーンに係る我が国の取組として、本日、消費者の皆様に、リチウムイオン電池使用製品の取扱いに関する注意喚起を公表いたします。リチウムイオン電池は、身の回りの様々な製品に使われておりまして、これからの寒い時期に使われる電熱ウエア等の暖をとるための製品でも使用されていることがございます。しかし、リチウムイオン電池は熱や衝撃に弱いといった性質があり、取扱いを誤ると、火災事故等が起こる場合があることから、消費者の皆様に取扱い上の注意ポイントを御紹介するものであります。具体的には、「強い衝撃や圧力を加えないこと」、「製品に推奨されている充電器やバッテリーを使用すること」、「事業者や型式が確かな製品を選ぶなど、購入時に製品の安全性を考慮していただきたい」ということであります。詳しくは後ほど事務方から説明いたします。製品の特性を正しく理解し、安全で暖かい冬を過ごしていただきたいと思います。
質疑応答
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問
NHK、佐々木です。
この後、記者レクがあるところで恐縮ですが、改めて長官から、先ほども述べてもらったのですが、リチウムイオン電池搭載製品の取扱いについて、消費者に注意喚起の呼び掛けを、もう少し詳しく言っていただけると助かります。 -
答
本日リリースしております資料に詳しく書いてございますが、冒頭、OECD加盟国が国際共同啓発キャンペーンをするというお話をいたしました。国際的にもいろいろな分野で使われている、特にリチウムイオン電池は1990年代に登場した比較的新しい電池であるということであります。それから、内蔵されているものと接続するということもありますので、リチウムイオン電池かどうかがなかなか製品間で分からないといった実態もあるかと思います。そういう中におきまして、今申し上げました、取扱いに注意していただくこと、強い衝撃や圧力を加えないこと、それから推奨されている充電器やバッテリーを使用すること等、そうしないと、火災などのもとになるということもございます。プレスリリースの資料は相当詳細に書いてありますので、後ほど事務方の説明でお聞きいただければと思います。