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Vol.691 転落事故は「環境づくり」で予防!―7月13日~19日は「こどもの事故防止週間」―

こどもの事故防止週間転落事故の危険についてのポスター

消費者庁を含む関係10省庁から成る、「こどもの事故防止に関する関係府省庁連絡会議」(事務局:こども家庭庁)(※1)では、平成29年度から毎年「こどもの事故防止週間」を設定し、こどもの事故防止のポイントを集中的に呼び掛ける取組を行っています。

令和8年度の「こどもの事故防止週間」は、7月13日(月)から7月19日(日)までで、「転落事故」をテーマとし、スローガンは「身の回りに潜む転落事故の危機--こどもの転落事故は「環境づくり」で防ぐことができます--」です(※2)。
抱っこ・おんぶの状態、家具、階段、遊具、窓・ベランダから等の様々な場面での転落事故について、ポスターやSNS、ウェブサイトなどを通して、事故事例や事故防止のポイント等を関係省庁で情報発信していきます。

事故事例

消費者庁には、こどもの転落に関する様々な事故情報が医療機関から寄せられています(※3)。

  • 「抱っこひもを使い、こどもと向かい合う形で抱っこして前屈みになった際、抱っこひもの横の隙間から滑り落ち、頭蓋内損傷。」(0歳2か月)
  • 「保護者がミルクを調整しに離れたところ、高さ約60cmのベッドからフローリングの床へ転落。泣き止んでミルクを飲み、すぐ寝たものの、頭部骨折、外傷性くも膜下出血で入院。」(0歳1か月)
  • 「自宅2階にいる保護者を追いかけて、こどもが階段を上がってきてしまい、9段目あたりからお尻で滑るように転落。5段目くらいで後ろ向きに1回転して、フローリングの床に仰向けに落ちた。階段にベビーゲートなし。打撲し、額が赤くなっていた。」(1歳1か月)
  • 「公園で、高さ約3mの円柱ジャングルジムの上に立っていたところ、足が滑ってコンクリートにマットが敷いてある地面に転落し、救急搬送。急性硬膜外血腫と頭部骨折でICU入室、10日間の入院。」(4歳)
  • 「自宅でソファーによじ登り、出窓の網戸にもたれかかっていたところ、網戸が外れ、約1.5m下へ墜落。落下場所にあった木枠に腹部を強打し、脾臓を損傷、PICU入室。」(1歳8か月)

注意ポイント

保護者が一瞬目を離した隙などに、転落事故は起こります。場面ごとに、以下の事故防止のポイントを参考にしてください。

  • 抱っこ・おんぶからの転落
    • 物を拾うなど、前屈みの姿勢になるときは必ず片手でこどもを支える
    • のけぞりなどのこどもの動きを想定し、常に身体を支えられる状態にしておく
    • 抱っこひもを使用する際は、バックルやベルトが確実に留まっているか、緩みがないか装着時・装着前後の確認を徹底する
  • 家具からの転落
    • 寝かせる際はできるだけベビーベッドを使用し、転落防止用の柵は常に上げる
    • 転落に伴う二次的な事故を防ぐために、こどもの周囲に硬い物を置かない
    • 乳幼児用製品は取扱説明書に従いベルト等を適切に使用する
    • 一時的であってもテーブルの上等の高さのある場所に寝かせない
  • 階段からの転落
    • 抱っこして階段を移動する場合は、滑りにくい靴・スリッパ、手すりを使用する
    • ベビーゲートを正しく取り付け、常に閉めてロックをかける
    • 設置したベビーゲートは定期的に確認する
  • 遊具からの転落
    • 年齢・発達に合った遊具を使う
    • 危険な遊び方をさせない
    • 周辺環境、遊具の状態等を確認する
  • 窓・ベランダからの転落
    • 窓・ベランダの周りに足場を作らない
    • 窓の、こどもが手の届かない場所に補助錠やストッパーを付ける
    • ベランダの室外機は手すりから60cm以上離して設置する

ぜひ、「こどもの事故防止週間」にご注目ください。こどもの転落事故は身近な生活の中で起こりやすい一方、「環境づくり」によって防ぐことができるため、具体的な行動につなげていきましょう。

担当:消費者安全課