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「新しい生活様式」の実践例を踏まえた新しい日常に向けて消費者に知っておいていただきたい事項(3)

3 交通

~公共交通あんしん利用~

利用者が戻りつつある公共交通については、各事業者において、感染拡大予防ガイドラインに基づき、感染予防に徹底して取り組んでいただいておりますが、公共交通機関を安心してご利用いただくため、利用者のみなさまにも、
(1)マスクを着用し、会話は控えめにしていただく
(2)車内換気へのご理解・ご協力をいただく
(3)テレワーク・時差出勤に努めていただく
といったコロナ時代の新たな利用スタイルの実践にご協力をお願いいたします。

国土交通省HP「新型コロナウイルス感染症に関する国土交通省の対応」(外部リンク)より抜粋)

鉄道

鉄道事業者では、「3つの密」回避のための取組みを進めています。利用者においても、換気の実施や、テレワーク・時差出勤の推進、マスク着用や会話を控えめにすることなどへのご協力をお願いします。

鉄道事業者向けのガイドラインにおいて、以下の取組が明記されています。

  • 「密閉」対策
    • 換気の励行 (車両)
      • 空調装置等による換気が可能な車両については、当該装置の機能を用いて適切に換気を実施する(空調が自動で作動停止する場合には必要に応じて手動で作動させる)。
      • それ以外の車両については、窓を開けることも含めて適切に換気を実施する。
      • 換気の状況について、車内や駅構内における放送等を通じて利用者への周知を行う。
  • 「密集」対策
    • 混雑の緩和
      • 国土交通省と協力して、地域の実情を踏まえつつ、車内や駅構内における放送等を通じて、テレワーク・時差出勤の利用者への呼びかけを実施する。
      • 都市鉄道については、各事業者において、混雑状況の情報提供に努める。
  • 「密接」対策
    • マスク着用の呼びかけ
      • 国土交通省と協力し、車内や駅構内における放送等を通じて、利用者に対して、可能な限りのマスク着用の協力を呼びかける。
    • 座席等
      • 指定席販売時の座席位置に関する配慮(係員操作時、乗客操作時の配慮の呼びかけ)、国土交通省と協力した可能な限りのマスク着用及び会話を控えめにすることの協力の呼びかけなど、座席の配置形態や輸送形態等に応じて取りうる方法により、密接した会話などを避けるための対策を実施する。

(「鉄軌道事業における新型コロナウイルス感染症対策に関するガイドライン」(外部リンク)より抜粋)

(参考)車内換気について
新幹線や特急車両などについては、換気装置により換気が行われています。
通勤型車両については、空調装置、駅でのドア開放、窓開けにより換気が行われています。その定量的な効果について、公益財団法人鉄道総合技術研究所が研究を進めています。
【これまでの研究概要】(令和2年10月現在)
  • 窓開けのみによる換気であっても、標準的な通勤型車両(速度約70km/h)において、窓を10cm程度開けて走行した場合、
    • 空車(乗車率0%)では、車内の空気は概ね5~6分程度で入れ替わる
    • 混雑度(乗車率)が高くなった場合であっても、換気量はほぼ変わらない
    と試算されています。
  • 窓開けに加えて、車内の空調装置(強制換気あり)を併用した場合においては、換気がさらに促進され、車内の空気は概ね2~3分程度で入れ替わる(空車時)と試算されています。

詳細は、「鉄道総合研究所による鉄道車両の車内換気に関する研究について(外部リンク)」をご覧ください。

バス・タクシー

バス・タクシーにおいては、バス・タクシー業界のガイドラインに基づき、次のような対応が取られる場合がありますので、利用者としてもご協力をお願いします。

  • 運行中
    • エアコンによる外気導入や窓開け等の車内換気を行うとともに、車内換気を行っていることを表示する等により、乗客が安心して利用することができるように配慮する。
    • 乗客の降車後に、窓を開けて換気する等の車内換気に努める。
    • 利用状況を踏まえ、バス車内の一部の座席の使用を禁止することや続行便を運行すること等により、乗客と乗務員や乗客同士の間隔を空け、乗客と乗務員が安心できる車内環境を確保するよう努める。
    • 運賃・荷物の受け渡し等において、手袋の着用に努めるとともに、相手先との直接接触を極力減らすよう努める
  • 利用者に対する協力のお願い
    • 定員上、後部座席に着席可能である場合には、利用者に対して可能な限り後部座席に乗車するよう理解を求めるよう取り組む。
    • 主要ターミナル等屋内にあるバス停留所においてバス待ち列を作る際には、その施設の広さにおいて出来うる限りのフィジカル・ディスタンスをとるよう協力を求めるとともに、可能であれば出入口等を開放し換気を行う。
    • バスの待合所、バスターミナルやバス車内において、バス利用者等に対し、アナウンスや掲示等により、マスク着用や手洗い励行等の感染予防対策を徹底すること、テレワークや時差通勤等に取り組むこと、会話を控えめにすることや他の乗客との距離をできるだけ空けること等を呼び掛けるよう努める。

(「バスにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインタクシーにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン個人タクシーにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン 」(外部リンク)より抜粋)

空港・航空機

空港・航空機においては、航空分野のガイドラインに基づき、次のような対応が取られる場合がありますので、利用者・搭乗者としてもご協力をお願いします。

空港

  • ターミナルビル全般
    • 旅客に対してマスク着用を要請すること(幼児及び着用が難しい理由のある旅客を除く)
    • 現在、特定警戒都道府県や大都市圏に存する6空港において、出発旅客に対するサーモグラフィーを用いた体温測定を実施しているところである。今後も、対象者数に応じた方法により体温測定を実施することが望ましく、少なくとも体調不良と思われる旅客が確認された場合は、体温測定を実施すること。体温測定の結果、37.5°C以上の発熱があり、咳や倦怠感等の症状が見られるなど感染症が疑われる場合は、搭乗のとりやめを要請すること。
  • ターミナルビル(出発フロア・保安検査前旅客向け/到着フロア)
    • チェックインカウンター、自動チェックイン機、手荷物預け所など、旅客が列を作る場所については、床に一定の間隔(できるだけ2m、最低1m。以下同じ。)ごとに旅客が待つ場所の目安を示すなどにより、列に並ぶ旅客同士の間隔の確保を促すこと。また、列に並ぶこと自体をなくすため、空港到着前や非接触によるチェックイン自動チェックイン機・自動手荷物預け機の利用を促すこと。
  • 保安検査場
    • 保安検査場を通過した(又は通過前の)旅客に対して、手指のアルコール消毒を要請すること。
    • 床に一定の間隔ごとに旅客が待つ場所の目安を示すなどにより、列に並ぶ旅客同士の間隔の確保を促すこと。また、長蛇の列とならないよう、必要に応じ、並ぶ人数を制限すること。併せて、ポスター掲示等により、旅客同士の会話を控えるよう促すこと。
  • ターミナルビル(出発フロア・保安検査後旅客向け)
    • 待機している旅客が密集しないよう誘導等の必要な対応を取ること。
  • 入出国審査場・手荷物受取所等(到着フロア)
    • 受託手荷物のピックアップなど、安全確保上必須ではないサービス業務について、一時中止を含め、適宜見直しを行うこと。

航空機

  • 航空機内における感染拡大予防策(抜粋)
    • 国際線の長距離便については、旅客の搭乗時間も長く、感染リスクが相対的に高くなることから、感染拡大予防策を徹底すること。
  • 機内座席
    • 旅客に会話をなるべく控えることを呼びかけるとともに、マスクの着用を要請すること(幼児及び着用が難しい理由のある旅客を除く)。
    • 機内で息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の症状が見られる者が発生した場合の対応として、隔離スペースを設けるなどの手順を明確にすること。
  • 機内食・飲料サービス
    • 必要最小限の提供としつつ、食事・飲料を提供する際には、提供者はマスク・手袋の着用を原則とすること。
    • 国内線については、原則として、機内食や飲料の提供においては、旅客との接点を最小限とするようなサービスの簡素化の工夫をすること。
    • 国際線については、例えば、ボックスミールの提供やモノチョイスなど、サービス提供に要する時間が極力短くなるように工夫すること。
  • 機内トイレ
    • 利用者に利用前後での手洗いの徹底を呼びかけるともに、マスクの着用を要請すること(幼児及び着用が難しい理由のある旅客を除く)。
    • 蓋のあるトイレについては、蓋を閉めて汚物を流すよう案内すること。

(「航空分野における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」(外部リンク)より抜粋)