「新しい生活様式」の実践例を踏まえた新しい日常に向けて消費者に知っておいていただきたい事項(1)
1 日々の生活
買物
スーパーなどの店舗では、従業員と消費者が互いに協力しあって安全で安心な買物の場を作り上げていくという意識が大切です。
「お買物エチケット」に是非ご協力をお願いします。
小売業界のガイドラインにおいても、以下のような協力を消費者へ呼び掛けることが明記されています。
- 対人距離の確保及び混雑緩和に係る理解促進
- 対人距離の確保及び混雑緩和のため、以下の事項について、顧客に対し協力を呼び掛ける。
- 店舗内等においては他の顧客及び従業員との一定の対人距離を確保すること。
- 精算を待つ際は間隔を空けて並ぶこと。(複数人グループでの購入の場合にはできるだけ1人で精算すること。)
- スーパー等のサッカー台(会計後に袋詰めをする台)での作業は混雑を避け、速やかに行うこと。
- 予め購入品の計画を立てて来店するなど店内滞在時間短縮化を心がけること。
- 来店回数の削減に努めること。
- 混雑時間帯を避けての来店に努めること。
- 混雑が予想される店舗や売場などへは1グループ1人又は少人数で入場すること。
- 従業員への問い合わせや他の顧客との会話で不要不急のものは出来るだけ控えること。
- 対人距離の確保及び混雑緩和のため、以下の事項について、顧客に対し協力を呼び掛ける。
- 感染防止対策への理解促進
- 感染拡大を防止する観点から、以下の事項について、顧客に対し協力を呼び掛ける。
- 発熱その他の感冒様症状を呈している場合には、入店を自粛すること。
- 入店時にはマスクを着用すること。また、入店後に飲食等のためマスクを外す際には、使用中のマスクを適切に管理すること。
- 消毒液が備え付けられている際には手指を消毒すること。
- 咳エチケットを徹底すること。
- 現金を数える際に指をなめるなどの感染懸念行為を行わないこと。
- 可能な限り購入しない品物への接触を避けること。
- 電子決済や自動精算機の利用により可能な限り従業員との接触を避けること。
- マイバックへの袋詰めは顧客自身で実施すること。
- 買物への外出時や帰宅時にマイバックの洗浄や消毒をすること。
- サービスの内容変化に対する理解促進
- 接客やサービスの内容変化に関する以下の点について、顧客に対し理解を求める。
- 感染予防(従業員の対人距離確保、飛沫対策等)の観点から、接客対応やサービス水準が従来とは異なるものとなり得ること。
- 店舗において一時的に品薄商品や陳列棚における欠品が生じる可能性があることや、必要に応じて点数制限による販売が行われることがあること。
(「小売業の店舗における新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」(外部リンク)より抜粋)
外食
外食をするときには、感染予防に加え、他の方に感染させない気づかいが必要です。一人一人のご協力で、お店を応援しましょう。
お店によっては、席の配置、食事の提供方法などを制限する場合があります。ご理解・ご協力をお願いします。
なお、外食業界のガイドラインに基づき、次のような対応が取られる場合がありますので、利用者としてもご協力をお願いします。
- 入店時
- 店舗入口には、発熱や咳など異常が認められる場合は店内飲食をお断りさせていただく旨を掲示する。また、店舗入口や手洗い場所には、手指消毒用に消毒液(消毒用アルコール等)を用意する。
- 店舗入口及び店内に、食事中以外はマスクの着用をお願いする旨掲示する。
- 飛沫感染・接触感染を防止するために十分な間隔をとることが重要であることをお客様に理解してもらい、店内が混み合う場合は入店を制限する。
- 客席へのご案内
- テーブルの間は、飛沫感染予防のためにパーティションで区切るか、できるだけ1m以上の間隔を空けて座れるように配置を工夫する。カウンター席は密着しないように適度なスペースを空けるか、カウンターテーブルに隣席とのパーティション(アクリル板等)を設置するなどし、横並びで座る人に飛沫が飛ばないよう配慮する。
- テーブル席は、真正面の配置を避けるか、または区切りのパーティション(アクリル板等)を設けるなど工夫する。
- グループ間の安全を確保するために、他のグループとはできるだけ1m以上の間隔を空け、店舗内のスペースや構造上、物理的に間隔を空けた席の配置が難しい場合は、パーティションの設置や、スペースに余裕裕がある場合は斜めでの着席などを工夫する。
- テーブルサービスとカウンターサービス
- テーブルサービスで注文を受けるときは、従業員はお客様の側面に立ち、可能な範囲で間隔を保つ。
- カウンターで注文を受けるときは、従業員はお客様の正面に立たないように注意する。
- 料理は大皿盛りを避けて、個々に提供する。鍋料理や盛り合わせ料理などを提供する場合は、従業員等が取り分けるなど工夫する。
- スプーン、箸などの食器の共有、使い回しは避けるよう、掲示などにより注意喚起する。
- お客様同士のお酌、グラスやお猪口の回し飲み、大声での会話は避けるよう、業態に応じ、掲示等により注意喚起する。
- 店舗の衛生管理
- 店内(客席)は適切な換気設備の設置及び換気設備の点検を行い、徹底した換気を行う(窓・ドア等の定期的な開放、常時換気扇の使用など)。
- 換気設備が不十分な店舗や個室を使用する場合は、十分な換気を行う。
- ※機械換気がある場合は、常時運転するなど適切に稼働させ、徹底した換気を行う。また、必要に応じて、換気設備のフィルターの清掃等を行う。
- ※機械換気がない場合は、30分に1回以上、数分程度、二方向の窓を全開するなどにより換気量を確保する。窓が一つしかない場合は、ドア等を開ける。
- ※換気が十分でないおそれがある場合は、CO2センサーの使用等により、換気状況の把握に努める。
- ※窓開けによる換気を行う場合は、夏期・冬期は、室温及び相対湿度に十分留意し、室温及び相対湿度を維持しようとする際に窓が十分に開けられない場合は、窓の開放と併せてHEPAフィルター付きのろ過式の空気清浄機や加湿器などの使用を検討すること。
(※は、「外食業の事業継続のためのガイドライン」Q&Aより引用)
(「外食業の事業継続のためのガイドライン」(外部リンク)より抜粋)
食材の活用
新型コロナウイルス感染症の対策として、「3つの密」の回避や「人と人との距離の確保」など、引き続き日常の行動での配慮が重要です。
「新しい生活様式」の中での食事や食品ロス削減の工夫を実践していきましょう。
図書館
図書館では、来館者に対して次のような対応が取られることがありますので、御協力をお願いします。
- 総論(抜粋)
- 書架等で閲覧(ブラウジング利用を含む)した資料を直接書架に戻さず、返却台に置くよう求める。
- 入館者の人数制限の実施。
- 完全オンライン予約制の導入。
- 来館者の安全確保のために実施すること(抜粋)
- パンフレット等の配布物は手渡しで配布しない。
- 貸出作業時に出力されるレシートや返却案内シートを廃棄する際の取扱いについて、注意喚起を行う。
- ロビー、閲覧スペース、学習スペース
- 対面での飲食や会話を回避する。
- 座席等の間隔を置いたスペースとなるよう工夫する。
- 書架でのブラウジング利用
- 来館者が密集しないよう、従事者の巡回による声かけや掲示・放送等により注意喚起に努める。
- 長時間にわたる滞在をしないよう、来館者に働きかける。
- 来館者に対して、書架でのブラウジング利用前と利用後に、手洗いや手指消毒の励行を促す。
(「図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」(外部リンク)より抜粋)
公民館
公民館では、「公民館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に基づき、次のような対応が取られる場合がありますので、来館者としてもご協力をお願いします。
- 来館者の安全確保のために実施すること(抜粋)
- 氏名及び緊急連絡先を把握し、来館者名簿を作成する
- パンフレット等の配布物は手渡しで配布しない
- 備品の貸出物について十分な消毒を行うとともに、十分な消毒が行えない場合は貸し出しを行わないこととする
- ロビー、休憩スペース
- 対面での飲食や会話を回避する
- 間隔を置いたスペースつくり等の工夫を行う
- 調理室
- 混雑時の入場制限を実施する
- 調理器具、食器、テーブル、椅子等の消毒を徹底する
- 調理室等を使用する者は、体調管理、マスクの着用及び手指消毒を徹底する
(「公民館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」(外部リンク)より抜粋)
銀行
銀行は、お客さまおよび従業員等にとって安心・安全な環境を整えたうえで、振込みや現金の引出し、借入れの相談・支援など、生活に不可欠な金融サービスの提供を継続しています。
そのため、現在、銀行では「3つの密」を避ける取組をはじめとした各種対策が実施されており、利用者にも、ATMやインターネットバンキングなど店頭以外での手続きの利用について検討をお願いしています。
銀行業界のガイドラインでは、次のような「3つの密」を避ける取組が位置付けられています。
- 店舗内の「三つの密」の回避
- 店頭における「三つの密(密閉、密集、密接)」の発生を回避するため、各行の店舗の状況を勘案しつつ、お客さまが他者と十分な間隔を保ってお待ちいただけることが前提となる入店可能人数の目安を算出し、店舗運営を行う。
- 上記の店舗運営の結果、入店できないお客さまに対しては、非対面取引のご案内、後日の来店をお勧めすることに加え、必要に応じて、整理券の配布、予約制の導入等を柔軟に行っていく。
- とりわけ、「三つの密(密閉、密集、密接)」の発生を回避する観点からは、インターネットバンキングのご利用をお勧めしていくことが重要である(特に自動車税・固定資産税の納付については、ペイジーなどもお勧めする)。
(「全国銀行協会新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」(外部リンク)より抜粋)
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでは、サービスの形態に応じて、次のような対応が取られる場合がありますので、利用者としてもご協力をお願いします。
- 給油サービス等における注意点(抜粋)
- フルサービスの場合
- 顧客との会話は必要最小限に止め、必要な距離を保つかウインドウ越しに行う。その際、油種や数量等の確認をしっかり行う。
- 車内ゴミ(タバコの吸い殻含む)のサービス回収は、SS側から声かけせず極力自粛。顧客からの要望があった場合は、持ち運びできるゴミ箱(予め用意する)を持っていき、顧客自身に捨ててもらう。
- セルフサービスの場合
- 計量機の液晶画面や静電気除去パッド、ノズル、釣銭機等、顧客が使用する設備は定期的に消毒。
- 可能な限り顧客とは対面せず、顧客対応は計量機側のインターホンで行う。対面での対応が必要な場合には、顧客との距離を十分に保つ。
- 油外販売等の対応
- サービスルームが作業完了待ちの顧客で密集することの無いよう、油外販売は予約制に移行する等の取り組みを行い、作業時間を考慮のうえ調整。
- タイヤ・車検等の販売、エアチェックなどの声掛け等も可能な範囲で自粛。顧客から相談・注文を受けた際には、顧客との距離を十分に配慮して対応。
- 手洗い洗車やタイヤ・オイル交換を受注した場合は、車は顧客自身に移動してもらう。SSスタッフが移動する場合は、顧客に説明のうえ、車内で触れる場所(ハンドル周り等)を消毒。また、作業従事者は作業終了後にしっかり消毒。
- フルサービスの場合
ごみ捨て
「家庭ごみを出すときに心がける5つのこと」に気を付けてごみを出していただくことが、ご家族にとっても、ごみを収集・処理する作業員にとっても、ごみの円滑・安全な収集・処理を行う上で大切な行動です。
「廃棄物処理業における新型コロナウイルス対策ガイドライン(外部リンク)」においても、関係行政機関との連携の下、消費者へ周知することとされています。
(「新型コロナウイルスなどの感染症対策のためのご家庭でのごみの捨て方 ~家庭ごみを出すときに心がける5つのこと~
特に、鼻水等が付着したマスクやティッシュ等のごみを捨てる際は、「ごみに直接触れない」、「ごみ袋はしっかりしばって封をする」、そして「ごみを捨てた後は手を洗う」ことを心がけましょう。
宅配
宅配便においては、トラック業界のガイドラインに基づき、次のような対応が取られる場合がありますので、利用者としてもご協力をお願いします。
- 運行中
- 荷物の受け渡し、荷役等において、マスクや手袋を着用するとともに、書類の受渡しや荷物の積み卸しの際には、相手先との直接接触を減らすよう努め、荷積み前や荷卸し後は車内の消毒に努める。
- 利用者に対する協力のお願い
- 事業所内に立ち入る利用者に対して、感染防止対策を示したチラシの掲示・配布を行う等により、感染拡大防止について協力を求める。
- 非対面・非接触の配送形態である「置き配」について、ガイドライン(※)を参照しながら活用への理解を促す。
(「トラックにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」(外部リンク)より抜粋)