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「エコプロ2024」に出展しました。(令和6年12月4日~6日)

令和6年12月4日(水)~6日(金)に東京ビックサイトで開催された環境総合展示 「エコプロ2024」に出展しました。
「エコプロ2024」の今年のテーマ「SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)」に沿って、人や社会、地域、環境などに配慮して作られた食品、日用品、雑貨などの商品を展示し、どのようなことを考えながらお買物をすることが、世界の未来を変えるエシカル消費(食品ロス削減を含む)につながるのかを提案し、パネルの展示や動画の放映と共に、啓発チラシなどの配布を行いました。また、「全てを無駄にしない」をコンセプトにサステナブル素材を活用したアパレル事業を展開している企業と、日頃から環境や復興支援などをテーマに積極的に活動している大学生の協力によるワークショップを行いました。当ブースへは3日間で約2000人来場者がありました。

展示

今回の展示では特にエシカル消費を実践するための、わかりやすい指標である認証マーク、認証ラベルなどが付いた商品を展示して、実際に手に取っていただき、認証マーク、認証ラベルを探して購入することの意義を説明しました。また、商品が販売されるまでの背景や、消費後に廃棄されたものが環境に与える影響を知ることが、エシカル消費を実践する上での第一歩であることなども説明しました。
消費者庁ブースには大勢の小学生から大学生までの学生、事業者や事業者団体、一般消費者の方々にお越しいただきました。「エシカル消費とはどのようなことか?」といった質問のほか、「エシカル消費という言葉を初めて知った」、「エシカルという言葉は知っていたが内容は知らなかった」、「日頃から購入している商品にマークやラベルが付されていることを知った」、「明日からエシカル消費をやってみたい」という感想など、様々な声をいただきました。
消費者庁では今後も世代を問わず、皆様にエシカル消費の考え方や、持続可能な「誰一人取り残さない」社会の実現に向けた消費者の行動の重要性を広く発信していきます。

会場の展示
展示を見る来場者
熱心に説明を聞く小学生

ワークショップ

一見難しく考えられがちな「エシカル消費」について、「自分ごと」として考え、実践につなげるため、体験型ワークショップを3日間の期間中実施しました。子どもから大人まで使用できる作品なので、大勢の方が参加してくださいました。「とても楽しかった」、「今後もエシカル消費を体験できるイベントがあれば参加したい」、「体験型ワークショップに参加してエシカル消費が身近になった」という感想をいただきました。

〇ペットボトル花瓶カバー作り

商品として販売できない衣類を細かく粉砕、繊維状にしたものを使用済み牛乳パックなどの古紙に混ぜて作られた混抄紙(こんしょうし)に、廃棄する布やボタンなどを自由に貼り付けてオリジナルのペットボトル花瓶カバーを作りました。
家庭から出る使用済みペットボトルや再生紙を使うことで、資源を廃棄せず再利用、有効活用する環境配慮について学習しました。

丁寧な説明を聞きながら花瓶カバー作りをする参加者
こんなに素敵な花瓶カバーが出来上がりました!!

〇Tシャツからエコバッグ作り

本来なら廃棄するサンプル品のTシャツから針や糸を使わず誰でも簡単にできるエコバッグを作りました。
衣類の廃棄問題に着目し、着られなくなったTシャツを捨てずに再利用、最後まで形を変えて使い切るというものを大切にすることと、衣服の廃棄問題について学習しました。

ハサミでTシャツの裾を切り、夢中になってエコバッグを作る小学生
エコバッグが出来上がりました!!小物入れにも使えそう

〇はぎれブックカバー作り

生産過程で発生する廃棄予定の布を利用して、リボンやボタンなどを自由に施しオリジナルブックカバーを作りました。
本来廃棄される布帛を利用して違う物に生まれ変わらせるというアップサイクルと、資源の有効活用や環境配慮について学習しました。

慎重に布を切る小学生
リボンをあしらいおしゃれなオリジナルブックカバーが出来上がりました

担当:消費者教育推進課