COLUMN 若者の美容に関する消費の動向
若者の消費者トラブルの特徴として、美容に関するトラブルが多くみられることが挙げられます。ここでは、株式会社リクルートの「美容センサス2021年下期」の結果を基に、若者の美容に関する意識や消費の動向について紹介します。
15-19歳の美容やお金に時間をかけたい理由は「自分に自信を持ちたい」が最上位
「美容センサス2021下期《美容意識・購買行動編》(注1)」によると、15歳から69歳までの男女において、「美容のためにお金や時間をかけたい」かどうかという問に対し、「お金をかけたい」と回答した人の割合は、15-19歳の女性で89.0%、20代の女性で84.6%でした。また、「コロナ前と比較してその気持ちが強くなったもの」を聞いたところ、15-19歳では、男女共に「自分に自信を持ちたい」と回答した人の割合が最も高くなっています(図表1)。
若者は、過去1年以内に美容医療を利用した割合が他の年齢層と比べて高い
また、「美容センサス2021下期《美容医療編》(注2)」によると、「過去1年以内に1回以上美容医療を利用した」と回答した人の割合は、女性全体では11.2%、男性全体では6.5%でした。特に、女性では、15-19歳では17.3%、20代は25.6%、男性では15-19歳は9.3%、20代は13.7%となっており、若者の美容医療の利用率が高いことがうかがえます(図表2)。
担当:参事官(調査研究・国際担当)