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農薬

最終更新:令和4年9月5日

はじめに

私たちが、一年を通じて米、野菜や果物等の農産物を買うことができるのは、農産物が安定的に供給されているからです。一方で、日本は温暖で湿潤な気候であり、病気や害虫が発生しやすいことから、国内で農産物を安定して生産する環境を維持していくためには、必要な範囲で農薬を安全に使用できるようにしておくことが重要です。

農薬の成分や使い方によっては、人や環境に悪影響を与える可能性があります。そこで、生産された食品を食べる消費者の方や農薬を使用する農家の方に悪影響を及ぼさないかどうか、環境に悪影響を与えないかどうかを、科学的に検討し、定められた使い方で使った場合に安全であると判断できる農薬だけ、登録を行っています。また、登録された農薬であっても、使用できる作物、時期、量などを定めた使用基準以外の方法で使用してはいけません(以下のよくある質問を参照)。

具体的な例を挙げますと、農産物の病気の原因となる「かび」の中には、かび毒と呼ばれる毒素を作るものもあります。必要な範囲で農薬を適切に使用(適正使用)して農産物をかびによる病気から守り、かび毒の汚染を防止・低減することは、農産物の安全性を高め、消費者の健康リスクをより低くすることにもなります。

食品に残留する農薬を恐れるあまりに、偏った食生活となることは、健康リスクを高めてしまいかねません。農産物をバランス良く食べることが、健康な食生活を送る上で重要です。

よくある質問

○農林水産省ウェブサイト(農薬情報)

  • Q1:どうして農薬を使用するようになったのですか。
  • Q2:農薬の安全性はどのように確保されているのでしょうか。
  • Q3:農薬の登録にあたって、安全性評価がどのように行われているのか、具体的に教えてください。
  • Q4:農薬の登録にあたって、政府の役割分担はどうなっていますか。
  • Q5:農薬の安全性を向上させるため、これまでどのような取組を行ってきたのでしょうか。など(「農薬に関するよくある質問」より抜粋)

○厚生労働省ウェブサイト(残留農薬)

  • Q1:農薬等の残留基準はどのように決められている?
  • Q2:食品中の残留農薬等はどのように検査されている?
  • Q3:ポストハーベストの規制はどうなっている?
  • Q4:日本と海外の農薬の残留基準値が異なるのはなぜですか?
  • Q5:ポジティブリスト制度導入後の残留基準の設定はどのくらい進んでいる?

(参考)各府省庁のウェブサイト

食品安全委員会

厚生労働省

農林水産省

環境省

食品の安全に関する特設サイト

特設サイトで食品の安全に関する情報を分かりやすくご紹介しています。

食品安全総合情報サイト

担当:消費者安全課