Vol.698 ガストーチを正しく使用し事故を防ぎましょう!

料理やアウトドアの際に手軽で便利なガストーチ(カセットボンベ等に接続し、液化石油ガスを燃料とする小型のバーナー)が使用されていますが、誤った使い方や粗悪な製品による火災ややけどの事故が多く発生しています。そこで、ガストーチを正しく使用し事故を防ぐためのポイントを事故情報とともにご紹介します。
事故事例
事故情報データバンクには、ガストーチの使用による事故情報が寄せられています(※)。
- ガストーチに他社製のカセットボンベを接続して使用したところ、火災が発生、治療に1か月以上を要する熱傷を負った。
- ガストーチを点火したところ、カセットボンベ接続部付近から出火し周辺を焼損。カセットボンベの接続が不完全な状態で使用したことで接続部からガスが漏れ、点火時の炎が引火したと考えられた。
- ガストーチを点火したところ、ガスに引火、カセットボンベを焼損する火災が発生。約20年の長期保管により部品が劣化してガスが漏れ、点火時の炎が引火したと考えられた。
注意ポイント
- 使用する際の注意ポイント
- ガストーチを使用する際は製品の取扱説明書をよく読んだうえで、特に以下の5点について注意してください。
- カセットボンベ等に正しくしっかりと固定されていることを確認する。
- ガストーチ本体に変形やヒビ割れ等がないことを確認する。
- カセットボンベ等を逆さま、または斜めにして点火しない。
- 必ず指定されているカセットボンベ等を接続して使う。
- 点火前に、外観や接続部、ガス調整つまみを点検し、ガスのにおいやガスの漏れる音等がないことを確認して使用する。
漏れているガスに一度引火してしまうと、水をかけたり、水に浸けたりして消火しようとしても、わずかに残った火でまた燃え上がる、ガスが水面で燃え続ける等、消火が難しい場合があります。引火した火を消せないまま時間が経過すると、過熱されたカセットボンベ等が破裂するおそれもあります。対処が困難と判断した場合、直ちに避難してください。
- 購入する際の注意ポイント
- 購入する際は、製品がリコール対象製品ではないか事前に確認してください。また、使用している製品のリコール情報を定期的に確認しましょう。事故を起こしたガストーチの中には、リコールの対象製品であったものも多く含まれています。リコール情報は「消費者庁リコール情報サイト」、独立行政法人製品安全評価技術基盤機構(NITE)のリコール情報等検索サイトである「NITE SAFE-Lite」や経済産業省・事業者のウェブサイトなどで確認することができます。
- 消費者庁リコール情報サイト
- NITE SAFE-Lite
- 経済産業省
- なお、2025年2月6日からガストーチに対する新たな規制が始まりました。国の定める安全に関する基準を満たしたガストーチには下記の「◇(菱形)PSLPGマーク」が表示され、マークが表示されていない製品の販売が禁止されています。購入する際には、「◇(菱形)PSLPGマーク」が表示された製品を選択してください。
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◇(菱形)PSLPGマーク
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- ※事故情報データバンク:消費者庁が関係機関から「事故情報」「危険情報」を広く収集し、事故防止に役立てるためのデータ収集・提供システム(2010年4月運用開始)。
担当:消費者安全課