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Vol.598 バーベキュー時の事故に注意!

図:河原でバーベキューをしている家族。ライフジャケットを着て川で遊んでいた男の子と女の子が、バーベキューをしている親たちに呼ばれて走り寄ってくるイラスト

夏休みに入ったこの時期、家族や友人とバーベキューをする予定を立てている方も多いのではないでしょうか。ガストーチ、着火剤、カセットコンロなどバーベキューでよく使う製品の正しい使い方を確認する(※1 ※2)とともに、子どもの事故にも注意してください。バーベキュー中に子どもがやけどをしたとの事故情報が、医療機関(※3)から寄せられています。

  • 「バーベキューの片付け中、鉄板に両手をついた。手のひらに水ぶくれ、右腕にただれ、一部の手指に赤みを伴うやけどを負い、通院が必要となった。」(1歳)
  • 「庭でバーベキューをしていた。使用した炭を入れた金属製の容器を両手で持ってやけどをした。流水で冷却後、保冷剤でも冷却した。手のひらに水ぶくれができていた。」(5歳)
  • 「海岸を歩いていて、砂の中に隠れていた熱い炭を踏んでしまった。バーベキューをしていた他者がきちんと始末をしなかったようだ。シャワーで洗浄して、氷で冷やしながら救急外来を受診したところ、足裏に水ぶくれを伴うやけどのため通院が必要となった。」(8歳)

また、やけど以外の事故の情報も寄せられています。

  • 「バーベキュー中に椅子から後方に転落して、コンクリートで頭を打った。後頭部に約3cmの皮下血腫ができていた。頭部CT検査で頭蓋内に異常はなく、経過観察とし帰宅となった。」(2歳)
  • 「バーベキュー中に竹串(長さ30cm、太さ2mm程度)をくわえて遊んでいたら、喉に刺ったため、すぐに抜いた。竹串は折れていないが、少量の出血があり受診した。喉の入り口に突き刺さった傷ができていたが、奥までは達していないことが確認された。」(9歳)

比較的大きな子どもでもいつもとは違う環境で、はしゃいだり、ふざけたりして思わぬけがをしてしまう場合もあります。子どもが火の回りに近づきにくくする工夫はもちろん必要ですが、楽しい時間を過ごすためにも以下のことに注意しましょう。

  • 子どもにはバーベキュー中はもちろん、終わった後もコンロや鉄板、網等が熱くなっていて危ないことを伝え、絶対に触れさせないように注意しましょう。
  • 万が一やけどをしたら、すぐに水で冷やし、医療機関を受診しましょう。
  • バーベキュー時は普段と環境が違うので、子どもの動きに十分に注意し、目を離さないようにしましょう。

また、食中毒にも注意が必要です。調理の直前まで食材は冷やして保管し、トングや箸は、生肉を扱うものと、焼いた肉を扱うものを別にするなど、用途によって使い分けましょう。肉は中心部までよく焼く、「おにぎり」はラップなどを使って握るなど衛生管理に気を付けてください。調理前や食べる前の手洗いも忘れずに行いましょう。(※4 ※5 ※6)。

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担当:消費者安全課