Vol.697 トレーニング施設での事故に注意!

健康・体力の維持等を目的に、トレーニング施設を利用し、日常的に運動する方もいるかと思います。トレーニング施設には、スタッフが常駐しない施設、トレーナーが複数人の前で実演・指導を行う等の様々な施設があり、多くの方はこれらから自分に合った施設を選んでいると思います。しかし誤った機器・器具の使い方や、自分のペースに合わないトレーニングを行う等によって、転倒したり負荷をかけすぎて体を痛めたりするような事故が発生しています。ケガなくトレーニングをするために、事故事例や注意するポイントをご紹介します。
事故事例
消費者庁には、トレーニング施設での事故の情報が寄せられています。
- ランニングマシンのスピードを上げていったらスピードについていけずに転倒し、マシンに足をぶつけた。(60歳代)(※1)
- セルフ式のスポーツジムでスタッフがいないため機器の使い方はWebで調べないと分からなかった。ウォーキングマシンを使用したところ、速いスピードで動き出し、腕を打ってしまった。(70歳代)(※2)
- 複数人に対して講師が1名つき、映像を見ながら行うマシンピラティスの教室で、映像を見て分かりにくいと思いつつ動きを真似していたところ、バランスをくずしてマシンに頭部を打ち付けて3cmの切り傷を負った。(50歳代)(※2)
- 運動不足により体重が増加したため、ダイエットをしたいと思い、スポーツジムに通うことにした。初回から、一人でランニングマシン等を2時間程利用したら膝が痛くなってしまった。医療機関を受診したところジムをしばらく休むように指導された。(70歳代)(※2)
注意ポイント
自身の健康状態、機器・器具の使用方法やトレーニングの仕方等について正しく認識した上で、適切にトレーニングを行うことが重要です。
次のような点に注意しましょう。
- 事前にトレーニング方法や機器・器具の使い方、状態を確認しましょう
- トレーニング施設には、日常では使い方に慣れていないトレーニング機器・器具もあります。
- トレーニング機器や器具を使い始める前には、以下について確認しましょう。
- 正しい使用方法について、トレーニング施設のスタッフに確認するか、説明書をよく読む
- 機器や器具が破損していないか、適切な状態で設置されているか等を使用前に確認する
- ウォーキングマシン等のようにモーターで動くタイプの機器には、転倒しそうになったときに使用する緊急停止ボタン等の安全装置が付いているか確認し、正しく使用できるようにしておきましょう。
- 自分のペースで無理なくトレーニングをしましょう
- 自身の運動能力に対して過度な負荷をかけるとケガをする場合があります。
- 強い負荷をかけるほど良い効果が出るとは限りません。無理のない負荷から始めることで、長く続けられ、効果も高まります。
- また、持病がある方はかかりつけ医に相談して、トレーニングの内容を検討しましょう。自身の体力や健康状態に合わせたトレーニングをすることが大切です。
- ※1:医療機関ネットワーク事業:消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和8年10月時点で28機関が参画)から事故情報の提供を受けています。
- ※2:事故情報データバンク:消費者庁が関係機関から「事故情報」「危険情報」を広く収集し、事故防止に役立てるためのデータ収集・提供システム(平成22年4月運用開始)。
担当:消費者安全課