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Vol.687 夏本番に向けて熱中症予防を始めましょう!

図:熱中症の応急処置をしている様子

近年、夏の気温は上昇しており、今年も高くなると見込まれています。気温や湿度が高くなり蒸し暑くなる夏は、熱中症になる方が急増するため、特に注意が必要な季節です。総務省消防庁によると、令和7年5月から9月までの間に、全国で累計100,510人が熱中症により救急搬送されており、調査を開始した平成20年以降で最も多くなりました(※1)。これから夏本番に向けて、徐々に暑さに身体を慣れさせる暑熱順化や、こまめな水分補給の習慣といった熱中症予防を始めましょう。

医療機関から寄せられた熱中症に関する事例

消費者庁には熱中症により体調を崩し受診した事例が医療機関から寄せられています(※2)。

  • 「午前中3時間ほど野球の練習をしていた。その後、自転車で帰宅していたところ頭痛と足の筋けいれんで転倒。熱中症と診断された。」(20歳代)
  • 「教室で午前中から頭痛があったがそのまま様子を見ていた。帰宅中に吐き気があり、帰宅後に経口補水液を飲んで休んだが、頭痛・吐き気が続き医療機関を受診。熱中症が疑われた。」(10歳代)
  • 「通学中に歩いたり走ったりしていたところ意識を消失、うつぶせで倒れていたところを通行人が気付き救急要請。熱中症と診断された。」(10歳代)

熱中症予防のポイント

熱中症を予防するための行動を実践し、熱中症に対する備えを万全にしましょう。

  • 気温や湿度をこまめに確認。熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートなども参考に(※3)。
  • 通気性の良い服装で体温調節、日傘や帽子で日よけをする。
  • 外にいるときは日陰の利用、こまめな休憩。
  • 室内ではエアコンを適切に使用。
  • のどの乾きを感じなくても、こまめに水分補給。

熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートなどの情報をメールやLINEアプリで配信するサービスがあります(※4、※5)。熱中症発症の危険性に気付き予防につなげるために利用も検討してみましょう。
また、夏本番に向けて体温の調節機能をうまく使えるように身体を暑さに慣らす暑熱順化も重要です。気温が上がり熱中症の危険が高まる前に無理のない範囲で汗をかくなどの熱中症予防を始めましょう。

熱中症の応急処置

大量の汗やめまい、頭痛や筋けいれんなどは熱中症の初期症状です。初期症状であっても、すぐに応急処置をしましょう。

  • 涼しい場所へ移動させ、衣服を緩める。
  • 首の周り、脇の下、太ももの付け根などの部分を冷やす。
  • 経口補水液などで水分や塩分を補給する。
  • 自力で水分補給ができない場合や意識障害が見られた場合はすぐに救急車を呼ぶ。

熱中症による救急搬送は7月から8月が最も多くなっています。夏本番になる前から体調の変化に気を付け、早めの水分補給を心がけるなど熱中症予防を始めましょう。

担当:消費者安全課