Vol.680 ひな祭りを安全に楽しくーひなあられにも注意ー

こどもが健やかに成長することを願ってお祝いするひな祭り。ひな人形を飾り、ひし餅やひなあられなどをご用意するご家庭も多いのではないでしょうか。
この季節ならではの事故として、これまで小さなお子さんがひな人形の飾りなどに興味を持ち、口に入れてしまうケースなど、注意を呼び掛けてきました。
今回は、お祝いの行事で色鮮やかなひなあられを食べる際も、思わぬ事故につながるおそれがあるため、事故事例や注意ポイントをご紹介します。
事故事例
消費者庁には、ひな祭りの時期に、ひなあられを食べて発生した事故情報が医療機関から寄せられています(※)。
- 「ひなあられをおやつに食べたところ、成分中に小麦が入っていた。その後咳込みがあり、痒みとともに皮膚の赤みが全身に広がってきたため、救急要請。アナフィラキシーを発症して入院。」(5歳)
- 「ひなあられにピーナッツが入っていたのがわからず、1、2粒ほど食べた。15分後に声がかすれ、咳、発疹のアナフィラキシー症状が現れた。」(5歳)
- 「座りながら、ひなあられを食べていたところ、苦しそうな表情になった。保護者が抱きかかえて前腕で腹部を圧迫し、吐き出させた。」(4歳)
注意ポイント
ひなあられは地域などによって様々な種類がありますが、原材料には、うるち米、もち米などの他に、アレルゲンを含む乳・小麦・卵などが使用されている場合もあり、それらの誤食によってアレルギーに関する事故が発生するケースもあります。
- 食物アレルギーのある場合は、購入時や飲食時にアレルギー表示をよく確認しましょう
- 不安に思うことや分からないことなどはそのままにせず、製造事業者・販売事業者などに尋ねましょう
また、ひなあられは小粒のため、一度にまとめて口に含むことができますが、危険です。口の中で貼りついたりして、噛みにくくなることにより、そのまま飲み込んでしまうと、特に小さなお子さんは窒息や誤嚥の恐れがあります。
- 食べているときは、姿勢をよくし、食べることに集中させましょう
- 少しずつよく噛んで食べるよう伝え、様子を見守りましょう
- 万が一、のどに詰まってしまったときは、直ちに食べ物の除去を試みましょう
注意ポイントを踏まえ、安全で楽しいひな祭りを迎えましょう。
※医療機関ネットワーク事業:消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和8年2月時点で32機関が参画)から事故情報の提供を受けています。
担当:消費者安全課