Vol.666 安全に魚釣りを楽しみましょう!

夏休みの時期となりました。家族や友人などと海や川に行き、魚釣りをする方も多いと思います。そこで、事故情報(※)とともに、事故防止のためのポイントをご紹介します。
事故事例
- 「右手の人差し指に釣り針が返しの部分まで刺さった。」(20歳代)
- 「ルアーが耳後部に刺さり、とれなくなった。」(50歳代)
- 「釣った魚から釣り針を外そうとしたときに魚が暴れ、手の平に釣り針が刺さった。」(50歳代)
- 「魚釣りをしていたところ、割れた消波ブロックから露出していたさびた鉄骨が左足に刺さり受傷した。」(40歳代)
- 「滑り止めのない長靴を履いて魚釣りをしていたところ、濡れていた岩の上で滑り転倒、岩で目の上を強打した。」(40歳代)
事故を防ぐために
夏休みを機に魚釣りを始める方、季節問わず魚釣りをしている方も事故防止のためのポイントを踏まえて楽しみましょう。

- 釣り針は鋭利なため、取り扱いは慎重にしましょう。
グローブを装着することで、けがを防止できます。また、竿を振った際に周囲の人に釣り針が刺さる危険があります。周囲をよく確認してください。
- 立ち入り禁止場所などには入らないようにしましょう。
立ち入り禁止場所や消波ブロックでの魚釣りは非常に危険なため、立ち入らないでください。
- 濡れているところや海藻などで滑らないようにしましょう。
できるだけ濡れている場所は避け、滑りにくい靴などを着用して足元に十分注意してください。
- ライフジャケットは常時正しく着用しましょう。
海、川、湖などの水辺では、落水等による危険度を下げることができるため、正しく着用してください。
天候の悪化が予測された場合は直ちに魚釣りを中止し、安全な場所に避難しましょう。また、夏の魚釣りは特に、熱中症や日焼けにも注意が必要です。水分補給や日よけも心がけて安全に魚釣りを楽しみましょう。
- ※ 医療機関ネットワーク事業:消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和7年7月時点で32機関が参画)から事故情報の提供を受けています。
担当:消費者安全課