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Vol.606 はさみなどの刃物で子どもがけがをしないために!

図:机の上に置きっぱなしになっている、はさみやカッターに手を伸ばしている子どものイラスト

御家庭において、子どもが工作などで、はさみやカッターなどを使用する機会があると思いますが、消費者庁・国民生活センターには、医療機関()から、はさみやカッターなどの刃物で子どもがけがをした事故の情報が寄せられています。

  • 「はさみで厚紙をくりぬいて遊んでいたところ、誤って自分の指を切ってしまった。動脈と神経を損傷したため通院が必要となった。」(6歳)
  • 「自宅で上の子が下の子のはさみを取ろうとしたところ、手を出した下の子の左親指が切れてしまった。」(3歳)
  • 「保護者が文具のカッターを使用したあと、床に置いたまま台所で料理をしていた。子どもがそのカッターを持ち出し、左親指を1cm程度切ったため受診し、5針縫合を行い通院が必要となった。」(2歳)
  • 「自宅で走り回って遊んでいたところ、ゴミ箱をひっくり返し、中に捨ててあった眉用のカミソリを右手に持って左前腕を4cm程度切ったため、縫合処置を行い通院が必要となった。」(2歳)

これからハロウィンやクリスマスなどのイベントを控え、装飾や衣装作りなどの工作の機会もあると思いますが、子どもが刃物でけがをしないよう、以下の点に注意しましょう。

  • 子どもには正しい使い方を教えましょう。刃を握ったらけがをするなどの危険性も伝え、保護者の目の届く場所で使うようにしましょう。
  • きょうだいで取り合ったり、使用中に手を出してけがをしてしまう危険性がありますので、上の子どもが刃物を使用中は、下の子どもを近づけないようにしましょう。
  • 小さな子どもがはさみなどの刃物を持ち出し、勝手に触らないように、手の届かない場所に保管しましょう。また、使用後はすぐに片付けましょう。
  • カッターの刃やカミソリなどを捨てる場合は、自治体の分別方法や出し方に従うとともに、子どもの手の届く範囲のゴミ箱には入れないようにしましょう。
  1. (※)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和4年10月現在で30機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。
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担当:消費者安全課