文字サイズ
標準
メニュー

Vol.603 正しく使用していますか? チャイルドシート

図:チャイルドシートを正しく使用しているイラスト。運転席に、大人が座り、後ろを振り返っている。後部座席には、子どもが固定されたチャイルドシートに座っている。

秋の行楽シーズンを迎え、家族でお出かけする方も多いのではないでしょうか。自動車に子どもを乗せる際、チャイルドシート(※1)を正しく使用していますか。消費者庁・国民生活センターには、チャイルドシートを適切に使用していない状況での事故情報が医療機関(※2)から寄せられています。

  • 「保護者が運転する車の後部座席にチャイルドシートなしで座っていたところ、車を発進させた際に子どもが前に倒れ、前座席の金具で頭を打撲した。頭頂部に傷を負い、通院が必要となった。」(3歳)
  • 「保護者が自動車で自損事故を起こした。後部座席に設置されたチャイルドシートに座っていたが、しっかり固定されていたのは腰ベルトのみで肩ベルトは日頃から暴れて嫌がるため固定が緩かった。車のフレームに頭部を強打し、頭蓋骨骨折、脳損傷などで入院となった。」(2歳)
  • 「チャイルドシートに乗せていたが、走行距離が短かったのでシートベルトをしていなかった。ブレーキをかけた際にシートから転落した。」(0歳6か月)

自動車のシートベルトは、交通事故などの衝撃により、大人の乗員が全身を強打したり、車外に放り出されないようにするための保護装置です。シートベルトを適切に着用できない体格の小さな子どもを守るにはチャイルドシートが必要であり、運転者はチャイルドシートを使用しない6歳未満の幼児を乗せて運転してはならないと法律で定められています。チャイルドシートを使用していなかった者の致死率は正しく使用していた者の5倍以上であるとの報告もあります(※3)。チャイルドシートは使い方を誤ると効果がなくなってしまいますので、以下の点に注意し正しく使用しましょう。

  • 子どもの体格に合い、座席に確実に固定できるチャイルドシートを選びましょう。また、安全基準を満たしたマーク(※4)が添付されているか確認しましょう。
  • チャイルドシートは後部座席で使用しましょう。やむを得ず助手席で使用する場合は、膨張するエアバッグの衝撃を受けないよう、座席をできるだけ後ろまで下げ、必ず前向きに固定しましょう。なお、乳児(※5)の場合はチャイルドシートの取扱い上、前向きでの使用は危険なため後部座席で使用してください。
  • チャイルドシートは取扱説明書をよく読んで座席に確実に固定し、子どもの体格などに応じ、シートの角度やベルトの長さを調節し、バックルを確実に締めましょう。
  • 6歳になるまでは必ずチャイルドシートを使用しましょう。短時間であっても適切に使用してください。抱っこ乗車、子どもを抱っこしたままシートベルトを締めることは危険です。6歳以上の子どもであっても、体格などの諸事情でシートベルトを適切に着用できない場合はチャイルドシートを使用しましょう。

また、使用しているチャイルドシートがリコールされていないか念のため確認しておきましょう。

  1. (※1)ベビーシート、ジュニアシートと呼ばれているものを含みます。
  2. (※2)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和4年9月現在で30機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。
  3. (※3)警察庁 自動車同乗中(6歳未満幼児)のチャイルドシート使用有無別致死率比較(平成29年~令和3年合計)
  4. (※4)チャイルドシートの現行の安全基準に適合しているものには、製品に「Eマーク」が添付されています。平成24年6月30日以前に製作されたチャイルドシートには、改正前の古い基準に適合していることを示す「自マーク」が添付されている場合があります。
  5. (※5)ここでいう乳児とは1歳頃までを指します。詳しくは以下を参照ください。
(参考)
過去の関連メール

担当:消費者安全課