Vol.597 7月25日から7月31日は「子どもの事故防止週間」!

消費者庁を含む関係10府省庁では、7月25日(月)から7月31日(日)までを「子どもの事故防止週間」として、ポスターやSNSなどを通じて、子どもの事故防止のポイントを呼び掛けていきます。
消費者庁からは、子どもの転落事故について注意を呼び掛けます。
転落事故は落ち始めて地面に着くまであっという間です。見守りは大切ですが、保護者が常に目を離さずにいることは難しく、仮に見ていてもすぐそばにいなければ拾い上げることは困難です。重大な事故を防ぐためには、子どもの転落事故の特徴を知り、事前の対策を取ることが大切です。
- <子どもの転落事故の特徴>
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- 発達段階によって事故が起こりやすい場所や状況が変わる
- 頭部から落下しやすい(小さな子どもは体の大きさに比べて頭が大きく重心の位置が高い)
- 思わぬところに登ろうとしたり、いろいろな遊び方をする
- <子どもの転落事故を防止するためのポイント>
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- 【遊具からの転落】
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- 施設や遊具の対象年齢を守る
- 6歳以下の幼児には保護者が付き添う
- 危険な遊び方をさせない
- 子どもの服装や持ち物に注意する(引っ掛かるおそれ)
- 天候にも気を付ける(高温、雨による滑り等)
- 遊具の不具合や破損があれば、利用を控えて管理者に連絡する
- 【家具等からの転落】
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- できるだけベビーベッドに寝かせ、転落防止用の柵は常に上げる
- 転落の二次的な事故を防ぐために、けがや窒息につながる物を周囲に置かない
- 乳幼児用製品は取扱説明書に従いベルト等を適切に使用する
- 一時的であってもテーブル等の高さのある所に寝かせない
- 【抱っこ・おんぶ等からの転落】
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- おんぶや抱っこをする時・降ろす時は低い姿勢で行う
- 抱っこひもで前にかがむ際は、必ず子どもを手で支える
- 抱っこひものバックル類の留め具やベルトの緩みを確認する
- 【階段等からの転落】
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- ベビーゲートを正しく取り付け、常に閉めてロックをかける
- 設置したベビーゲートは定期的に確認する
- ベビーゲートの対象年齢を超えたら使用をやめる
- 【窓・ベランダ等からの転落】
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- 子どもが勝手に窓を開けたり、ベランダに出たりしないように、窓には子どもの手の届かない位置に補助錠を付ける
- 窓やベランダの手すり付近に足場になるようなものを置かない
- 窓、網戸、ベランダの手すり等に劣化がないか定期的に点検する
- 小さな子どもだけを家に残して外出しない
- 窓を開けた部屋やベランダでは小さな子どもだけで遊ばせない
- 窓枠や出窓に座って遊んだり、窓や網戸に寄りかかったりさせない
- 【子ども向けの製品を入手する際の注意点】
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- 安全に配慮された製品を選ぶ
- 中古品は製品の状態をよく確認し、取扱説明書も同時に入手
担当:消費者安全課