Vol.575 子どもの思わぬアルコール摂取に注意!

年末年始は自宅や実家、あるいは飲食店でお酒を飲む機会が増える時期ですが、保護者の目が届かない場面などで子どもが誤ってお酒を飲んでしまう事故が起きています。急性アルコール中毒などの事故を防ぐため以下のことに注意しましょう。
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- 自宅等、飲食店共通
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- 子どもと一緒に飲食中、お酒を飲む際は、子どもの手の届かないところに置き、飲みかけを放置しないようにしましょう。トイレ等で席を離れるときも注意が必要です。
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- 自宅等
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- お酒を保管する際は、子どもの目にしやすい場所や手に届く場所には置かないようにしましょう。冷蔵庫の中であっても、踏み台を持ってきて、扉を開けて中の物を取り出すこともあります。奥の方にしまうなど工夫しましょう。
- 容器の見た目が清涼飲料水等に似ている商品は特に注意しましょう。まだ字が読めない子どもは、容器に記載されている「酒マーク」やアルコール分表示は理解できません。
- 消費者庁・国民生活センターには、保護者のお酒の飲み残しを口にするなどお酒に関する事故情報が医療機関(※)から寄せられています。
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- 「自宅で麦焼酎を口に含んだところをトイレから帰ってきた保護者が発見した。口からお酒の臭いがした。普段本人が使っているグラスを保護者が使っていた。アルコール誤飲。」(4歳)
- 「保護者が缶入りアルコール飲料をコップに入れたままリビングに放置しソファで眠ってしまい、気が付くと、子どもがコップと缶を持って遊んでいた。アルコール飲料はテーブル上にこぼれ、服も濡れていた。子どもは隣室のベッドで寝ていたが、1人で起きてきた様子。アルコール誤飲疑い。」(1歳)
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- 飲食店
- 飲食店で保護者が注文したお酒を、誤って子どもが飲んでしまう事故も発生していますので、お酒を注文する際は気を付けましょう。
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- 「居酒屋で保護者の気付かないうちに、レモンサワーをジョッキ2cmほど飲んでしまい顔が赤くなった。来院時は眠っており、刺激を与えると目を開き、返事はあった。急性アルコール中毒。」(6歳)
- (※)医療機関ネットワーク事業:消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和3年12月現在で30機関が参画)から事故情報の提供を受けています。
- 過去の関連メール
担当:消費者安全課