コンタクトレンズによる眼障害について-カラーでも必ず眼科を受診し、異常があればすぐに使用中止を-
コンタクトレンズの使用者は全国で1,500万~1,800万人ともいわれ、また、カラーコンタクトレンズは、おしゃれアイテムの一つとして定着してきています。
コンタクトレンズは視力補正を目的としないカラーコンタクトレンズも含めて医療機器(高度管理医療機器)であり、適正に使用しなければ眼障害を引き起こす可能性があり、実際に事故も起こっています。重篤な眼障害を引き起こさないためにも、コンタクトレンズを使用する場合は、以下の点に注意しましょう。
- (1)購入する際は、カラーであっても、まず眼科医を受診し、自分に合ったコンタクトレンズを処方してもらい、定期検診の頻度を決めてもらいましょう
- (2)使い方を守り、適切なレンズケアを行いましょう
- (3)目の充血や異物感、痛み、まぶしさ、かゆみなどの異常を感じたら、すぐにレンズを目から外し、直ちに眼科医に相談しましょう
海外からインターネット等を利用して購入(個人輸入)するもの(海外で購入し持ち帰るものも含む。)は、医薬品医療機器等法に基づいて品質、有効性及び安全性の確認はされていません。このため、健康を害する危険性があります。また、外装等も海外仕様であるため、トラブルがあっても製造元に連絡することは難しく、健康被害が起こっても何らかの保証があるものではありません。保健衛生上の危険性があることを認識しましょう。
消費者庁公表資料
参考
- (公社)日本眼科医会:コンタクトレンズをまだ使用したことのない、もしくは使用している小中高生を対象とした啓発動画((公社)日本眼科医会YouTube)
- (一社)日本コンタクトレンズ協会:(公社)日本眼科医会の動画と連動した形の安全啓発ポスター、リーフレット
- 日本コンタクトレンズ学会:「正しいコンタクトレンズのケア」
- 厚生労働省:「おしゃれ用カラーコンタクトレンズについて」
- (独)医薬品医療機器総合機構(PMDA):おしゃれ用カラーコンタクトレンズの適正使用啓発活動
- (独)国民生活センター:「コンタクトレンズによる目のトラブルにご注意ください。-「医師からの事故情報受付窓口」から-」(平成29年8月3日)
担当:消費者安全課