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みんなで知ろう、防ごう、高齢者の事故

窒息、転倒、溺水事故が起きています

入浴中の事故

入浴中の事故は、持病がない場合、前兆がない場合でも発生するおそれがあります。高齢者の方本人が注意するとともに、家族の方など周りの方も一緒になって事故防止を行うことが大切です。
入浴中の事故を防止するために、特に以下の点について確認しておきましょう。

  • (1)入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
  • (2)湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。
  • (3)浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
  • (4)食後すぐの入浴、またアルコールが抜けていない状態の入浴は控えましょう。
  • (5)精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴は危険ですので注意しましょう。
  • (6)入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらいましょう。

消費者庁公表資料

窒息

「誤嚥等の不慮の窒息」による事故は、高齢者の「不慮の事故」の中で最も死亡者数が多く、このうち約半数を「気道閉塞を生じた食品の誤嚥」が占めています。
特にお正月(年始)は餅による窒息事故が多発するため、餅の窒息事故に関する基礎知識の啓発及び注意ポイントの周知を行います。

  • <餅による窒息事故を防ぐために>
    • (1)餅は小さく切っておく
    • (2)餅を食べる前に、先にお茶や汁物を飲んで喉をうるおしておく
    • (3)餅はよくかんで、唾液とよく混ぜ合わせてから飲み込む

消費者庁公表資料

転倒・転落

高齢者の「不慮の事故」のうち、「転倒・転落」によるものは「死亡者数」、「救急搬送者数」ともに多く、毎年継続的に発生しています。
高齢者の転倒・転落は骨折や頭部外傷等の重大な傷害を招き、これが原因で介護が必要な状態になることもあります。
転倒・転落事故は、高齢者本人だけではなく、ご家族や親戚の方、近隣、地域の方など高齢者の身近にいる方々が意識することで防ぐことができます。
高齢者の転倒・転落事故を防止するために、特に以下の3点について確認しておきましょう。

  • (1)生活環境を確認
    • 高齢者の生活環境を確認し、段差など高齢者にとって危険となる箇所を減らしたり、転倒しても大ケガに至らない工夫をしたりしておきましょう。
  • (2)身体の状態を確認
    • 加齢による身体機能の低下、転倒につながりやすい特定の疾患、薬の副作用による転倒の可能性など、高齢の身体の状態について確認しておきましょう。
  • (3)事故時の対処方法を確認
    • 転倒・転落事故が発生した場合に、どのような対処をしたらよいか確認しておきましょう。

消費者庁公表資料

関連情報

消費者庁公表資料

消費者安全調査委員会 事故に関する情報提供資料

独立行政法人国民生活センター公表資料

独立行政法人製品評価技術基盤機構公表資料

厚生労働省公表資料

経済産業省

東京消防庁

消費者庁リコール情報サイト

事業者の届出等により関係行政機関等が公表しているリコール情報や、事業者から任意で提供のあった消費者向け商品に関するリコール情報を一元的に集約して消費者に提供しています。

担当:消費者安全課