COLUMN 若者のインターネット利用状況
デジタル化の進展に伴い、Twitter等のソーシャルメディアやYouTube等の動画投稿・共有サービスといった様々なサービスが普及しています。ここでは、総務省の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を基に、若者のインターネット利用状況について分析します。
インターネット利用の平均利用時間は20歳代が最も長い
近年、インターネット利用の平均利用時間は増加しています。特に、2020年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大による外出自粛等の影響を受け、大きく増加しました。年齢層別の比較では、20歳代の平均利用時間が最も長く、次いで10歳代、30歳代となっており、いずれの年齢層においても増加しています(図表1)。
若者はソーシャルメディアや動画投稿・共有サービスの利用時間が顕著に長い
年齢層別に、様々なインターネット利用項目の平均利用時間をみると、全体では「メールを読む・書く」が最も長く、次いで「動画投稿・共有サービスを見る」、「ソーシャルメディアを見る・書く」となっています。10歳代、20歳代では、「ソーシャルメディアを見る・書く」、「動画投稿・共有サービスを見る」といった項目の利用時間が顕著に長いのに対し、40歳代から60歳代までの年齢層では、「メールを読む・書く」の利用目的が最も長くなっており、年齢層によって、インターネットの利用項目に違いがあることがうかがえます(図表2)。
担当:参事官(調査研究・国際担当)