第1部 第2章 第2節 若者の消費行動と消費者トラブル
第1部 消費者問題の動向と消費者の意識・行動
第2章 【特集】変わる若者の消費と持続可能な社会に向けた取組~18歳から大人の新しい時代へ~
第2節 若者の消費行動と消費者トラブル
第1部第2章第1節では、若者を取り巻く社会の変化と意識をみてきました。近年、若者は、イベントの一体感や非再現性を重視し、チャンスと感じたら逃したくないという意識が高く、SNSを長時間、幅広い用途で利用するなど、意識やコミュニケーションの変化がみられ、それらが消費行動にも影響を与えています。
一方、2022年4月、民法における成年年齢が20歳から18歳に引き下げられたことにより、契約に関する知識や経験が不足している若者の消費者トラブルの増加が懸念されています。
そこで本節では、「消費者意識基本調査」等の結果や全国の消費生活センター等に寄せられた消費生活相談情報を基に、若者の消費行動と消費者トラブルの特徴を分析するとともに、行政の取組等を紹介した上で、消費者トラブルの未然防止に向けた方策を提案します。
担当:参事官(調査研究・国際担当)