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令和2年度 子どもの事故防止調査(特設ページ)

日常生活で起きる子どもの事故を防ぐために、消費者庁を始めとした関係機関では様々な啓発を行っています。
ここでは大きな割合を占める事故や、すぐに重症化する事故に関する啓発資料を掲載しておりますので、是非ご覧ください。

誤飲に関する情報

(写真)ボタン電池の形状(例) コイン形の電池、ボタン形の電池と大きさの比較の10円玉が並ぶ。

【子どもツイッター】2020年3月12日配信

「誤飲の対処法を知っていますか?」
たばこ、ボタン電池を誤飲した場合、「何も飲ませず、吐かせないで至急病院に行く」が正しい対処法です。対処法が分からない時は(公財)日本中毒情報センターの中毒110番(大阪:072-727-2499、つくば:029-852-9999)に相談しましょう。

【誤飲してしまった場合】
子どもが何かを誤飲してしまった時は、何を飲んだか、いつ飲んだか、どれだけの量を飲んだか、などを確認することが必要です。誤飲してしまったものの種類によって対応が違うことがあるので注意しましょう。
<誤飲してしまった時の対応のポイント>
・タバコ:何も飲ませない。
・大部分の医薬品など:水や牛乳を飲ませる。
・ナフタリン、パラジクロルベンゼンなどの防虫剤:牛乳は飲ませない。
・除光液、灯油、ガソリン、ベンジンなどの揮発性物質:何も飲ませない。
・トイレ用洗剤、漂白剤などの強酸・強アルカリ性物質:水や牛乳を飲ませる。
・ボタン電池:何も飲ませない。
いずれの場合も、吐かせないで、至急病院へ。
<病院へ行く際の6つのチェックポイント>
1.何を飲んだか
2.いつ飲んだか
3.どれだけの量を飲んだか
4.顔色が悪いなど、いつもと違うところはないか
5.けいれんを起こしていないか
6.意識ははっきりしているか
などをチェックし、誤飲した物の容器や袋、説明書などを持っていきましょう。

<出典:子どもの事故防止ハンドブック>

【プレスリリース】(※一部抜粋)

「乳幼児(特に1歳以下)のボタン電池の誤飲に注意!」 平成26年6月18日

    • 【事故事例】
      1. タイマーの蓋を取って遊んでいるのを母親が発見。中にあるはずのボタン電池が見当たらず受診。腹部レントゲンで胃にボタン電池を確認し、摘出。
        (事故発生年月:平成25年8月 1歳・男児)
      2. LEDライト付き耳かきのコイン型電池を誤飲。病院にて取り出したが、放電の影響で気管と食道に穴が開き、2か月入院。
        (事故発生年月:平成25年8月 1歳・男児)

(図1:ボタン電池誤飲年齢)1歳から7歳93人の例。
・0歳:誤飲(確定)13人、誤飲(疑い)5人
・1歳:誤飲(確定)25人、誤飲(疑い)29人
・2歳:誤飲(確定)6人、誤飲(疑い)5人
・3歳:誤飲(確定)6人、誤飲(疑い)2人
・5歳:誤飲(疑い)1人
・7歳:誤飲(確定)1人

<消費者庁に寄せられた 「子どものボタン電池誤飲」 事故情報>

  • 平成22年4月~平成26年3月末 ・・・ 93 件(うち入院11件)
    • 0~7歳児のうち、1歳児が、54件(約58%)と最も多い。
  • 事故直前にボタン電池が使用された(または使用されたと思われる)製品等
    • 「保管・放置」「おもちゃ」が共に21件(約23%)、「タイマー・時計」が19件(約20%)と半分ほど占めている。

(図2:ボタン電池誤飲による重症事例の認識)
3248人を対象とした割合
・重症例があることを知っている(38%)
・危険なことは知っていたが、重症化する可能性は知らなかった(38%)
・事故があることは知っていたが、危険性を全く知らなかった(3%)
・事故が起きていることを知らなかった(21%)

<乳幼児によるボタン電池等の誤飲事故に関するアンケート>

  • 重症化することを知らない人が約6割
  • ボタン電池で危ない経験をした人のうち、そのボタン電池がおかれていた場所として「普段は放置していないが、製品の電池交換等のために一時的に子どもの目につくところに置いていた」が最も多かった。

【消費者庁 安全情報】

【消費者庁HPでは、事故内容や安全情報について、以下のような媒体で、随時紹介しています】

子ども安全メール、SNS
プレスリリース
子どもの事故防止ハンドブック

アンケート

上記の啓発資料をご覧いただいた後、下記リンク先より、アンケートにご回答ください。※アンケートは終了いたしました。

担当:新未来創造戦略本部