Vol.696 高齢者の家庭内での転倒事故に注意しましょう!

今年は9月21日が敬老の日です。今回は、高齢者の事故のうち家庭内での転倒に関する事故について、医療機関から消費者庁に寄せられている事故情報(※)や、事故防止のための注意ポイントをご紹介します。この機会に、転倒事故を防ぐためのポイントを改めてチェックしてみましょう。
事故事例
- 「自宅から庭に出る際、段差につまずき転倒し、左大腿骨を骨折、左側頭部や左手を打撲。」(80歳代)
- 「自宅の浴室で滑って転倒し、後頭部に8cmの切り傷を負い、救急要請。」(70歳代)
- 「自宅内を歩いていた際、コードにつまずき転倒した。右膝を骨折し入院。」(70歳代)
- 「自宅でソファから立ち上がる際、バランスを崩して転倒し、腰椎の圧迫骨折。」(70歳代)
注意ポイント
- 階段、玄関などの段差のあるところには、手すりや滑り止めを設置しましょう。
- つまずく事故の原因となる段差には、手すりや先端部に滑り止めを設置しましょう。また、足元を照らすランプや段差解消スロープを設置する方法もあります。
- 浴室や脱衣所には、手すりや滑り止めマットを設置しましょう。
- ぬれた床、せっけんの泡、浴槽や脱衣所への出入りなどにより、浴室は滑りやすい環境です。手すりを設置し、足元に十分に注意しましょう。脱衣所に滑り止めマットを敷くことも有効です。
- 床にはなるべく物を置かないようにするなど、整理整頓して生活の場を整えましょう。
- コードに足を取られたりしないように電気製品を配置する、めくれやすいカーペットの下には滑り止めを敷くなど、足がひっかかりやすい物をなくし、整理整頓を心掛けましょう。
- 体勢を変えるときは慎重にしましょう。
- 椅子やソファから立ち上がるとき、ベッドから起きてトイレに行こうとするときなど、体勢を変えるときはゆっくり慎重にしましょう。ふらつきなどによる転倒予防を意識して、安定した近くの物にしっかりつかまりましょう。
- 個人に合った適度な運動を続け、体の機能の低下を防ぎましょう。
- わずかな段差でもつまずきやすくなるのは、加齢による筋力の低下が原因の一つと考えられます。日頃から可能な限りこまめに体を動かして、体力の維持に努めましょう。
- ※医療機関ネットワーク事業:消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和8年9月時点で28機関が参画)から事故情報の提供を受けています。
担当:消費者安全課