文字サイズ
標準
メニュー

Vol.694 電気火災に備えましょう!―地震発生時は特に注意を―

9月1日は防災の日です。自然災害はいつ起きてもおかしくありません。その中でも大規模地震発生時は、家庭や建物内で使用される電気製品等に起因する火災、いわゆる電気火災が多く見られます。しっかりと事前の対策をすることで電気火災のリスク軽減が期待できますので、この機に電気火災への対策についてどういったことをすればよいか確認してみましょう。

電気ストーブに衣服がかかり燃えている様子

電気火災への備え

電気火災への備えとして事前の対策が非常に重要です。次の点について一つ一つ確認しましょう。

  • 家具等の転倒防止策を行い、電気機器等の周囲には可燃物を置かないようにしましょう
    倒れた家具等により電気機器等が損傷することで火災につながることがありますので、家具の固定や食器棚の扉の開放防止策等を行いましょう。特に電気ストーブ等の暖房器具に可燃物が接触すると火災につながりやすくなりますので、近くに可燃物を置くことがないように日頃から気を付けておきましょう。
  • 感震ブレーカーを設置しましょう
    感震ブレーカーとは、一定以上の揺れを感知すると自動的にブレーカーを落として電気を止めてくれる器具のことです。特に電気火災の中でも停電後に電気が復旧した際に起こる通電火災を防ぐために有効な器具です。感震ブレーカー設置の支援制度を設けている自治体もありますので、お住まいの自治体のウェブサイト等で詳細を確認しましょう。
  • 揺れが収まった後の行動を意識しておきましょう
    地震が発生したらまずは身の安全の確保が最優先ですが、その上で揺れが収まり、余裕があれば、電気機器等の意図しない作動による火災や復旧時の火災を防ぐための行動がとれるよう意識しておきましょう。具体的には電気製品の電源を切り、電源プラグをコンセントから抜くことです(感震ブレーカーを設置していない場合は、ブレーカーを落とすことも忘れないでおきましょう)。
  • 住宅用火災警報器の設置が必要です
    住宅用火災警報器は、煙や熱を感知し、警報音を発して火災の発生を知らせてくれる機器のことです。これにより火災が小さいうちに発見することができ、自分や家族の命を守ることにつながります。また設置から10年経過したものは、経年劣化により火災を感知しなくなることがありますので、機器本体の交換をしましょう。
  • 住宅用消火器を設置し、使用方法について確認しましょう
    住宅用消火器は、初期火災において消火する人が安全に消火することができるものであり、業務用の消火器とは違い、コンパクトで女性や高齢者でも操作しやすいという特徴があります。購入した後は取扱説明書をしっかりと読み、万が一火災が発生した場合は迅速に消火活動が取れるように準備しておきましょう。

電気火災の事例

事故情報データバンク(※1)等には次のような電気製品等を起因とする火災事例が寄せられていますので、ご紹介いたします。

  • 電気ストーブ及び周辺が焼損する火災が発生。地震の揺れにより、タンスに収納されていた衣類等の可燃物がヒーターに接触したことにより出火したと推定。(※1)
  • 地震により観賞魚用の水槽が倒れ、ヒーターが床面に落下。地震により停電していたが、その後電気が復旧し再度通電した際に出火。(※2)
  • ※1:事故情報データバンク:消費者庁が(独)国民生活センターと連携し、関係機関から「事故情報」「危険情報」を広く収集し、事故防止に役立てるためのデータ収集・提供システム(2010年4月運用開始)。
  • ※2:東京消防庁「地震火災を防ぎましょう」

担当:消費者安全課