Vol.676 ガストーチを安全に使用しましょう!ー新たな規制が始まっていますー
料理やアウトドアの際に手軽に使用できる便利なガストーチ(カセットボンベ等に接続し、液化石油ガスを燃料とする小型のバーナー)ですが、粗悪な製品等による火災ややけどの事故が多く発生しています。こうした事故を防ぐために、昨年(2025年)の2月6日から、ガストーチに対する新たな規制が始まっています。
そこで、ガストーチを購入する際及び安全に使用するためのポイントを事故情報とともにご紹介します。

購入する際に気を付けるポイント
- 「◇(菱形)PSLPGマーク」の表示があるか確認をする。
昨年(2025年)の2月6日からガストーチに対する新たな規制が始まっています。具体的には、ガス漏れが生じない気密性、高温や使用回数に耐えうる耐久性など国の定める安全に関する基準を満たしたガストーチには下記の「◇(菱形)PSLPGマーク」が表示されることになりました。
現在(2026年1月16日時点)は経過措置期間(2025年2月6日~2026年2月5日)内のためマークの表示がない製品の販売も認められていますが、2026年2月6日以降はマークが表示されていない製品の販売が禁止されます。これから購入する際は、「◇(菱形)PSLPGマーク」が表示された製品を選び、問い合わせ可能な連絡先が明記されているかなども踏まえて信頼できるメーカー・販売元かどうかを確認してください。-

◇(菱形)PSLPGマーク - PSマークについて更に詳しく知りたい方はこちら
経済産業省「PSマークの表示」
-
- リコール情報を確認する。
特にインターネットモール等で購入する際は、購入前に製品がリコール製品ではないかを確認してください。また、ガストーチの事故の中には、リコールが開始された後に発生したものもありますので、購入後も定期的にリコール情報を確認することが重要です。
なお、リコール情報については「消費者庁リコール情報サイト」、独立行政法人製品安全評価技術基盤機構(NITE)のリコール情報等検索サイトである「SAFE-Lite」や経済産業省・事業者のウェブサイトなどで確認することができます。
使用時に注意するポイント
ガストーチを使用する際には製品の取扱説明書をよく読んだうえで、特に下記の5点について注意してください。
- ボンベに正しくしっかりと固定されていることを確認する。
- 本体に変形やヒビ割れ等がないことを確認する。
- ボンベを逆さま、または斜めにして点火しない。
- 必ず指定されているボンベを接続して使う。
- 点火動作をする前に、必ず、外見、接続部、ガス調整つまみを視認し、ガス漏れがないことを確認して使用する。
なお、漏れているガスに一度引火してしまうと、水をかけたり、水に浸けたりして消火しようとしても、わずかに残った火でまた燃え上がる、ガスが水面で燃え続けるなど、消火が難しい場合があります。引火した火を消せないまま時間が経過すると、過熱されたカセットボンベ等が破裂するおそれもあります。対処が困難と判断した場合、直ちに避難してください。
事故事例
消費者庁には、ガストーチを使用している際の事故情報(※)が寄せられています。
- ネット通販で購入したガストーチを調理に使用したら多くの箇所からガスが噴出し着火しやけど
- ガストーチを使用中、ガス調整つまみが脱落して漏れたガスに引火して周辺を損傷し、やけど
- ガストーチにガスボンベを接続して使用中、接続部から出火し、両手指等にやけど
- 露店でガストーチにカセットボンベを接続して使用中、爆発を伴う火災が発生し、周辺を破損し、1名がやけど
※事故情報データバンク:消費者庁が(独)国民生活センターと連携し、関係機関から「事故情報」「危険情報」を広く収集し、事故防止に役立てるためのデータ収集・提供システム(平成22年4月運用開始)。
担当:消費者安全課