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Vol.567 子どもが使用する製品に付いているマークの意味

図:安全基準のマーク(向かって左から「PSCマーク」、「SGマーク」、「STマーク」)

子どもが使う製品を購入する際に、どのようなことに注意していますか。製品の中には、安全に配慮されていることを示す様々なマークが付いたものがあります。マークの意味を知って、製品選びに役立てましょう。なお、購入する際は、対象となる月齢や年齢に合っているか確認し、取扱説明書や使用上の注意をよく読んでから正しく使いましょう。

PSCマーク:

Product(製品)、Safety(安全)、Consumer(消費者)を表し、消費生活用製品安全法により定めた安全基準検査に合格した製品に付いています。石油ストーブなど消費者の生命・身体に対して特に危害を及ぼすおそれが多い製品が対象製品として指定されており、これらはPSCマークがないと販売できません。対象製品には、製造又は輸入事業者に国の安全基準に適合しているかどうかの自己確認が義務付けられている「特別特定製品以外の特定製品」と第三者機関の検査が義務付けられている「特別特定製品」に指定されているものがあり、乳幼児用ベッドなどが「特別特定製品」に当たります。

SGマーク:

Safe Goods(安全な製品)を表し、一般財団法人製品安全協会が定めた安全基準に適合したとして認証されたことを示すマークです。万が一、SGマーク付き製品に欠陥があり、それを原因として人身損害が起きた場合、賠償する制度も付加されています。SGマークの表示対象の子ども向け製品には、ベビーカー、すべり台、乳幼児用ベッド、抱っこひも、幼児用ベッドガードなどがあります。

STマーク:

Safety Toy(安全な玩具)を表し、検査機関の検査で、一般社団法人日本玩具協会の玩具安全(ST)基準に合格した玩具に表示できるもので、「安全面について注意深く作られたおもちゃ」として玩具業界が推奨するものです。STマークは14歳以下の子ども向け玩具を対象にしており、STマーク付きの玩具では、パッケージ正面右上に対象年齢が記載されています。対象年齢が低いSTマーク付きの玩具は、喉に詰まらない大きさである、部品が外れにくい、尖った部分がないなど、安全性をより配慮した設計になっています。

その他にも、安全基準ではありませんが、キッズデザインマークがあります。このマークは、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が主催する、子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・サービスなどを顕彰する「キッズデザイン賞」を受賞した製品・サービスなどに付けられています。今年は9月29日(水)に、第15回キッズデザイン賞の優秀作品の発表がありました。受賞作品は、キッズデザイン協議会のウェブサイト(※1)で紹介されています。

各マークの詳しい説明はリンク先を御参照ください。

(参考)
(過去の関連メール)

担当:消費者安全課