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Vol.565 電気ケトルやポット、炊飯器でのやけどに注意しましょう!

図:ハイハイをしている子どもが電気ケトルのコードに引っかかり、ケトルの中身がこぼれそうになっているイラスト

消費者庁や国民生活センターが収集している医療機関からの事故情報(※1)によれば、調理器具や家電製品、ガス機器など、身の回りの様々なものに触れるなどした乳幼児のやけど事故が起きています(※2)。

電気ケトルやポット、炊飯器は多くの家庭で日常的に使用されていますが、使用環境に注意が必要です。

  • 「電気ケトルを引っ張り、入っていた100度の熱湯が床にこぼれ、そこに座るような形で足にやけどを負った。太ももから足首にかけて水ぶくれができ入院となった。」(0歳)
  • 「高さ約30cmの台に置かれた電気ポットにつかまって立ったところ、ポットが倒れて95度の熱湯が足や腕にかかり、やけどを負った。」(1歳)

子どもは大人よりも皮膚が薄く、やけどのダメージが皮膚の奥深くまで影響し重傷となってしまう可能性があるため、次のことに注意しましょう。

  • 子どもの手の届かない場所で使用しましょう。本体が手の届かない場所にあっても、電源コードを引っ張って転倒することもあるため注意が必要です。
  • 電気ケトルやポットは倒れても中身がこぼれにくい製品を選びましょう。

また、熱湯によるやけどだけではなく、家電から出る蒸気によるやけどにも注意が必要です。

  • 「キッチンの床に炊飯器を置いて炊いていたところ、子どもが蒸気に触ってしまい、やけどをした。」(1歳)

国民生活センターが実施したアンケート調査では、約4割の人が、家電から出る蒸気によって乳幼児(0~5歳)がやけどすることを想定しておらず、約1割の人が、乳幼児がやけどもしくは、やけどをしそうになった経験があることが分かっています(※3)。電気ケトルやポット、炊飯器の中には、高温蒸気への対策機能(蒸気レス、蒸気カット、蒸気セーブ等)が付いている製品があるため、購入する際には、それらの表示を確認しましょう。

(参考)
過去の関連メール

担当:消費者安全課