Vol.558 虫除けスプレーや殺虫剤の事故に注意しましょう!

温度や湿度が高く、虫が増える季節になりました。虫除けスプレーや、殺虫剤を使用している方もいらっしゃるかと思います。 消費者庁・国民生活センターには、虫除けスプレーや殺虫剤に関する子どもの事故情報が医療機関(※)から寄せられています。
- 「玄関に置いてあった虫除けスプレーを自分で顔にかけてしまった。すぐにシャワーで洗い流したが、左目が充血し、目の周りが赤くなった。」(2歳)
- 「部屋の隅に置いてあったゴキブリ用殺虫剤とムカデ用殺虫剤を舐めていた。病院を受診し、異常は見られず帰宅となったが、その途中に嘔吐し再受診した。」(0歳)
- 「虫除けスプレーと間違えて、殺虫剤を両腕と両足に噴霧した。屋外での運動後、帰宅途中に手足のしびれを訴えた。保護者も同様の症状が見られた。」(8歳)
殺虫剤の誤飲や吸い込み、皮膚等への付着は、身体の被害につながるおそれがあります。子どもが興味を示して触ることのないように、手の届かない場所に保管・設置し、誤噴射防止ロックのある製品は、使用しない時は必ずロックを掛けましょう。また、虫よけスプレーと間違えて殺虫剤を皮膚にかけてしまう事故が起きていますので、保管場所を分けるなどの工夫も一法です。
使用の際は、製品の使用方法と用量を守り、噴射するタイプは噴射方向をよく確認してから使用しましょう。万が一、口や目の中に入ってしまった場合は、注意表示に従って処置を行い、体調が悪くなるなどの症状が現れた場合は、医療機関を受診してください。
(※)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和3年7月現在で30機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。
担当:消費者安全課