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Vol.557 ベビーゲートを正しく使用し事故を防止しましょう!

図:階段上に設置したベビーゲートの扉が開いており、幼児が自分で階段を降りようとしているイラスト

子どもがハイハイ等で家庭内を自由に動き回れるようになると、行動範囲が一気に広がり、なかなか目を離さずにいることは難しくなります。階段からの転落事故もこの時期に起こりやすくなるため、注意が必要です。

消費者庁・国民生活センターには、ベビーゲートが取り付けられていなかったり、付けていても閉め忘れていたりしたことで、子どもが階段から転落した事故情報が医療機関()から寄せられています。

  • 「階段の2階から1階まで転落し、発見したときは仰向けで泣いており、左耳から出血していた。」(0歳)
  • 「ドンドンドンと音がして泣き声が聞こえたため駆けつけると、2階の階段から1番下まで転落し、左後頭部打撲による腫れがあった。ベビーゲートを閉め忘れていた。」(0歳)

階段だけでなく、子どもにとって近寄ると危ない場所には、ベビーゲートの設置が事故防止に有効です。溺水の危険がある浴室や、やけどの危険があるキッチンは、進路を塞ぐような位置に設置することもおすすめです。

扉の閉め忘れによる事故を防止するため、使用時以外は常にロックをかける習慣を付けることが大切です。兄姉のいる御家庭では、上の子の扉の閉め忘れにも注意しましょう。

また、以下の点にも注意し、ベビーゲートを正しく使用しましょう。

  • 購入の際は、設置場所に適した製品か確認しましょう。階段上への設置が禁止されている場合もあります。
  • 設置方法や使用上の注意点を必ず取扱説明書で確認し、設置後は異常がないか定期的に確認しましょう。
  • 子どもが自分で乗り越えたり、開けたりできるようになったら使用を控えましょう(対象年齢は24か月まで)。

()消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和3年5月末日時点で30機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。

(参考)
過去の関連メール

担当:消費者安全課