Vol.553 ブラインドやロール式網戸などの操作用ひもに注意!

消費者庁・国民生活センターには、ブラインドなどの操作用ひも又はチェーンが子どもの首に絡まった事故情報が、医療機関(※)から寄せられています。
- 「自宅でロールスクリーンのチェーンに首が引っかかり一時的に窒息状態になった」(1歳)
このような事故はブラインドやロールスクリーンだけでなく、ロール式網戸やカーテン留め具などひもが付いた製品であれば起きる可能性があります。操作用ひもで遊んでいた、走っていてつまずいた、周辺の椅子やソファから飛び降りたなど想定される事故の要因は様々です。操作用ひもが子どもの首に絡まった場合、気道閉塞による窒息又は酸素欠乏による神経障害が起こり、これによって15秒以内に気絶し、2~3分で死亡する危険性があります。
ブラインドなどの操作用ひもによる子どもの事故を防止するため、以下の点に注意しましょう。
- 新たに購入・設置する場合は、操作用ひもが付いていない製品を選びましょう。ひも付きの製品であれば、一定以上の重さがかかると、ひものつなぎ目部分が外れるセーフティジョイント等の安全対策が施された製品を選ぶようにしましょう。
- 操作用ひもが付いている製品を設置済みの場合は、子どもの手が届かないよう、クリップなどを用いてひもを上の方でまとめましょう。また、近くの家具に登ったり、家具からジャンプしたりして届く場合があるため、周辺にテーブル、棚、椅子などが無いか確認しましょう。
(※)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和2年10月1日時点で30機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。
担当:消費者安全課