Vol.527 タトゥーシールによる皮膚トラブルに注意!

ハロウィンの時期となり、子どもの仮装のために、タトゥーシールを使用する方も多いと思います。 消費者庁の事故情報データバンク(※1)には、タトゥーシールによって起きた皮膚トラブルの報告が寄せられています。
- 「タトゥーシールを子どもの頬に貼ったが強くこすらないと剥がれず、あとがかさぶた状になり、現在シミになってしまった。」(5歳以下) (※2)
- 「娘がハロウィン用のタトゥーシールを頬に貼って、8時間ほど経過した後に剥がしたら、発赤し痛みがあった。シールはボディ用で顔用ではなく、皮膚の弱いところには貼らないように注意書きがあった。」(10歳代)(※3)
特に、子どもの皮膚は大人に比べて表皮が薄く、皮膚障害が発生する可能性がありますので、タトゥーシールを使用するときは、以下の点に注意しましょう。
- 化粧品のように安全性の基準等が定められた製品ではないことに留意して使用しましょう。子どもに使用する場合は、より注意が必要です。
- アレルギー体質の方は、成分表示をよく確認しましょう。
- 肌に傷や湿疹などの異常がある場合には使用しないようにしましょう。症状を悪化させる可能性があります。
- 使用方法、剥がし方、対象年齢及び使用上の注意をよく読んでから使用しましょう。
- 事前に腕の内側などの目立たない部分で使用テストをしましょう。
- 肌に合わない場合はすぐに使用を中止し、赤み、腫れ、かゆみ、痛み、刺激や黒ずみ等の異常がある場合には皮膚科医を受診しましょう。
- (※1)事故情報データバンクシステムに寄せられた事故情報:事故情報データバンクシステムでは、消費者庁と国民生活センターが連携し、生命・身体に係る消費生活上の事故情報を関係機関から一元的に集約して提供しています。
- (※2)Vol.469「タトゥーシールやフェイスペイントによる肌トラブルが発生!」の事例より引用。
- (※3)Vol.424「ハロウィン仮装用品での皮膚トラブルに気を付けて!」の事例より引用。
- 過去の関連メール
担当:消費者安全課