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Vol.517 洗濯機での事故に注意!

イラスト:踏み台に乗った小さな子どもが、洗濯機の中を覗き込み、バランスを崩して落ちそうになっている

立秋を過ぎたとはいえ、まだまだ暑い日が続きます。汗っかきのお子さんがいる御家庭では、着替えも頻繁で洗濯機が大活躍しているかと思いますが、消費者庁には洗濯機で手指を負傷したとの事故情報()が寄せられています。

  • 「子どもが全自動洗濯機に手を入れ、洗濯物に指が挟まれ取れなくなった。洗い工程では洗濯機の蓋にロックがかかったが、すすぎ工程になるとロックが外れた。薬指がねじれた状態になり、救急車で病院に行った。入院して薬指の第三関節から上を切断することになり、医者から治療期間は約1年だと言われた。」(5歳)
  • 「子どもが縦型洗濯機の外蓋を触っていて、左手小指が挟まった状態でロックがかかり取れなくなった。外蓋の突起部分が中に入るとロックがかかる仕組み。救急隊員がドライバーでロック部分を押し込んで外し、救出された。40分も挟まれたままだったので、小指が紫色に変色し、指の皮がむけたような状態になっていたが、応急処置で済み大事に至らなかった。」(7歳)

運転中はゆるい回転でもうっかり手を出すと洗濯物が巻き付いて、重篤なけがをするおそれがあります。また、20cmの水深でも溺れてしまう事故も発生していますので、水が溜まっている状態の洗濯機に落ちると大変危険です。洗濯機での思わぬ事故を防ぐため、以下の点に注意しましょう。

  • 洗濯機は未使用時でも蓋は必ず閉めて、チャイルドロック機能を利用しましょう。
  • 近くに踏み台になるようなものを置かないように気を付けましょう。
  • 洗濯機に水を溜めたままにしないようにしましょう。
  • 洗濯機を触ったり、洗濯機で遊んだりしないように子どもに教えましょう。

事故情報データバンクシステムに寄せられた事故情報:消費者庁と独立行政法人国民生活センターが連携し、生命・身体に係る消費生活上の事故情報を関係機関から一元的に集約して提供しています。

(参考)

担当:消費者安全課