Vol.516 手持ちミキサーでのけがに注意!

手持ちタイプのミキサー(ハンドブレンダー)は材料を簡単に細かく刻むことができ、最近、多くの方がスープや離乳食作りに使用されています。夏場はスムージーなどを作るために出番も多いのではないでしょうか。
手軽に使用できるハンドブレンダーは、先端の刃がむきだしになっているため、指を切る事故が起こるおそれがあります。電源プラグを刺したままのハンドブレンダーを子どもが誤って触ってしまい指を切断する危険性もあります。
消費者庁には、医療機関(※1)から、子どもがハンドブレンダーによって負傷した事故情報が寄せられています。
- 「子どもが自宅台所で遊んでいて、ハンドブレンダーの刃を持ち出し、唇を切ってしまった。」(3歳)
また、ハンドブレンダーだけでなく、設置型のブレンダーによって負傷した事故情報も寄せられています。
- 「母親のすぐそばで子どもが設置型のブレンダーの蓋を開け、ボタンを押して遊んでいて指に大けがを負った。この家庭ではブレンダーを常にコンセントにつないでキッチン台の上に置いていた。」(4歳)
ブレンダーを使用する時は、必ず子どもが近くにいないか確認してから使用し、絶対に子どもだけで使用させないようにしましょう。子どもの手が届くところに、電源を入れたまま放置するのも避けてください。
また、ハンドブレンダーは一見おもちゃのように見えるので、子どもが勝手に出して遊ぶことがないよう、子どもの手の届かない場所に保管しましょう。
ハンドブレンダーの種類によってはチャイルドロック機能もありますので、使用前には必ず取扱説明書に目を通すようにしてください。
(※1)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和2年7月末時点で27機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。
- (過去の配信メール)
担当:消費者安全課