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Vol.512 家の中の事故に気を付けましょう

消費者庁では、令和2年4月から5月末までの緊急事態宣言等による外出自粛要請期間中に発生した、家の中での14歳以下の子どもの事故又はヒヤリ・ハットについて、アンケート調査を実施しました。
ヒヤリ・ハットとは、事故には至らなかったものの、けがをしそうになった、危ない思いをした等を指します。

調査結果によると、

  • 事故内容については「落ちる」事故が最も多く、中でも階段が多い
  • 発生場所については台所、リビング、階段の順に多く発生

アンケート調査に寄せられた、事故又はヒヤリ・ハットの事例と事故を防ぐために実施した対策を一部御紹介いたします。

【台所での「やけど」事故】
  • 家の中を走り回っていて、調理直後のフライパンの取っ手にぶつかった(5歳男児)
  • 自分で椅子を持ってきて火の付いているガス台を触ろうとした(3歳女児)
対策:
  • 調理が終わった鍋やフライパンの取っ手がはみ出さないように向きを変える
  • 炊飯器、ケトルなどは手の届かない高さにする
【台所での「切る・刺さる」事故】
  • 箱に戻していたミキサーをいつの間にか棚の中から取り出して刃の部分を掴んで遊んでいた(2歳男児)
  • 台所で包丁を使って料理を作っているときに、よく隣に来て見ているのだが、まな板の上にある野菜を子どもが急に手に取ろうとし、切りそうになってしまった(2歳男児)
対策:
  • ベビーゲート等の柵を付ける
  • 包丁や刃物は使ったらすぐに棚や引き出しの奥の方にしまう
【階段での「落ちる」事故】
  • 2階から転げ落ちて全身アザだらけになった(0歳女児)
  • タオルケットを持って上っていたところ、それを踏んでしまい、2段ほど落ちた。真ん中の踊り場だったのでそれ以上落ちず、けがもなく済んだ(4歳男児)
対策:
  • ベビーゲート等の柵を付ける
  • 滑り止め又は手すりを付ける

子どもの動きは予測がつかない上に、ずっと目を離さないでいるのも困難です。事故を防ぎ、万が一何かが起きたときでも危害を最小限にできるよう、今回御紹介した事例を参考にして、子どもの目線に立って、家具・家電の置き場所等、家の中の危険な場所・物をもう一度見直してみましょう。

以下の注意喚起に詳しく記載しています。御参照ください。

担当:消費者安全課