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Vol.509 子どものたばこの誤飲にご注意ください

家の中で放置されていたたばこの吸殻を、子どもが口に運ぼうとしているイラスト

子どもは生後5か月くらいになると見た物に手を出し、思わぬ物を口に入れてしまうことがあります。消費者庁には医療機関(※)から、子どもがたばこを誤飲した事故情報が寄せられています。

  • 「キッチンのゴミ箱に捨ててあった加熱式たばこの吸い殻を、子どもが1cmほどかじってしまった。」(0歳)
  • 「ガラステーブルの上にあった、加熱式たばこの吸い殻を子どもがかじっていた。」(0歳)
  • 「たばこの吸い殻が入ったジュースの缶の中身をジュースだと思って少し飲んだ。」(5歳)

たばこを誤食した場合、吐き気、嘔吐、顔色が悪くなるなどの症状が出ることがあります。小さい子どもはたばこを食べてはいけないことを分かっていません。子どもは好奇心の赴くまま自分の気になる物を口に入れたがるようになります。子どもがたばこを誤飲しないよう、次のことに注意しましょう。

  • たばこや吸い殻は子どもの目に触れない場所や、手の届かない場所に保管しましょう(常に子どもの目線で確認しておきましょう。)。
  • 飲料水の缶やペットボトルを灰皿の代わりに使用するのはやめましょう。
  • 吸い殻をゴミ箱に捨てるときは、子どもの手の届かないところにゴミ箱を置いたり、吸い殻を直接捨てずビニール袋で包装するなど、子どもが取り出せないように工夫して捨てましょう。

万が一、子どもがたばこを誤飲してしまった場合は、何も飲ませず、普段と違う様子があれば至急医療機関を受診してください。
また、応急手当が分からないときや受診の必要性の判断に迷ったときは、日本中毒情報センター中毒110番に相談してください。

「公益財団法人日本中毒情報センター中毒110番」
大阪: 072-727-2499 (365日24時間対応) (情報提供料:無料)
つくば: 029-852-9999 (365日9~21時対応) (情報提供料:無料)
  • (※)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和2年5月末時点で27機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。
(参考)
過去の関連メール

担当:消費者安全課